5歳半孫娘が手持ちの絵本の中から「読んだこととのない絵本」と言いながら引っ張り出した1冊です。
実は、2年ほど前の夏、北海道旅行に前後して購入したものでしたが、当時の孫娘にはほとんど印象に残るものはなかったようです。
今回は、年長になって小学校が身近になってきたことも手伝ってでしょう、引き込まれながら聞き入っていました。
どちらかというとお話が好きな孫娘ですが、不安などのこころが投影され、1ページ1ページ印象的な絵が語りかけていくこの絵本の魅力を、ちょっぴり分かってくれたようです。
都会での日常の生活はもとより、旅行してもひとりで自然と向き合う経験の少ないこどもたちに、本来大自然のなかに包み込まれている人間が持つ感性を育んでくれるといい、と思わせてくれるしみじみとした一冊ですね。