「子ザルのみわちゃんとうり坊」 みんなの声

子ザルとウリ坊の、かわいらしいお話でした。
実際にあった出来事ということで、驚きました。
動物たちのセリフは、作者さんの想像なのでしょうね。
どの場面でも、心が温かくなるような言葉があると思いました。
母親との別れという切ない出来事から始まる物語ですが、それぞれの成長は力強く感じました。

よくテレビでも取り上げられていましたよね？
深山さんとおくはらさんと
どちらも好きな方なので
興味津々

それぞれの立場になって
動物目線で
おはなしは進んでいくので
とても読みやすいし
感情がす〜っと
入っていきます

もう会えない
「おかあさん」を恋しがる気持ち
淋しい・・・

でも
それを周囲の動物たちや
飼育員の方々
また、助けてくれた心優しい方々に
見守られて
お互いに助け合いながら
すくすく大きくなっていったんだね

って、あまりにうり坊が大きくなって
今はこの姿は見れないと思うけど
この児童書を読むと
思い起こされ
心が和みます

テレビで微笑ましく映像に流れていたウリ坊と子ザルのミワちゃんの物語
作者の深山さんも絵者の奥原さんも実際に現地へ行き取材されたそうですね

この２匹が福知山動物園にやって来たいきさつや、園長さんや周りの人々の活躍があって、あの姿があることがわかり、より身近に感じることが出来ました
ウリ坊の言葉やリクガメさんの言葉を通して動物達の暖かさも伝わり心が温かくなりますよ
大人にとっても癒しかな〜

ちょうどこの物語を読んだときに、テレビでやや大きくなったウリ坊とやんちゃになったミワちゃんが同じようにしがみついた姿を見ました

二本松園長は「一人立ち」という言葉をその時発してました

いつかは・・・という一抹の寂しさを感じつつ、今しばらくはこの物語で心豊かに過ごしたいです

小学校低学年でも充分に読めるお話です