いかにも絵画の専門家ルーシー・ナップさんの書いたお話。
それをジル・マックエルマリーさんの軽妙な絵が楽しい。
レオナルド・ダ・ヴィンチが描いたこと、ルーブル美術館におかれていること、盗難にあったこと、断片は知っていてもこれだけのお話は知らない。
解説の詳しさに美術館に行っている感じになりました。
描かれた「モナ・リザ」の様々な表情。
いろんな人の手に渡り、いろんな人が美術館を訪れ、そして盗難にあって苦難の日々を送り…、モナ・リザの絵に心があったらこんな気持ちなんだろうな。
「モナ・リザ」の絵が盗まれて、それを気遣う周りの絵。
絵にこれほど表情があるというのも良いですね。
今まで以上に「モナ・リザ」が好きになりました。