いろいろな国の昔話は、びっくりするような結末を迎えるものや生活に密着していて、なるほどなるほどと納得してしまうものなどバラエティー豊かで面白いです。
「アメリカ」という国は多種多民族国家なので、他の国と比べて、これがアメリカの昔話!というカッコがなかなか難しいようです。それで、ここに収められているお話は「アメリカ・インディアン」に伝わる昔話、「ヨーロッパ系移民」の人たちに伝わる昔話、「アフリカ系移民」に伝わる昔話、「エスキモー」に伝わる昔話と大きく区切られていました。
それぞれ、とても同じ国に伝わる話とは思えないほど、民族的な色が違う話だな〜と、面白く読ませてもらいました。
特に「ヨーロッパ系移民」の人たちの昔話は、やっぱりそれぞれの元のの国に残っている昔話とよく似ていました。
個人的に特に面白いと思ったのは「アメリカ・インディアン」の人たちに伝わる昔話でした。
ちなみにこの偕成社の「世界むかし話」シリーズは、それこそ世界各国に伝わる昔話や伝説を取りまとめていて、全33巻だそうです。
副題に“大人と子供のための”というているので、子どもたちにもわかりやすい言葉でまとめてあります。
そのうち少しずつ読破していきたいな〜と、思っています。
そして、機会があったら、小学校などで紹介していきたいです。