ネットで本の検索をしていたところ、
この本を自分の甥っ子にあげようと思って、あげる前に何気なく読んだらめちゃめちゃ面白かったというコメントが載っていたので、
気になって探してきました。
タイトルからしてとても変わってますよね。
「行方不明」というか、このおじさんどうやら自称冒険家の風来坊で、
この手紙を書いているときは、(たぶん)南極大陸で伝説(?)の白いライオンを探して旅をしていました。
伯父さんの手紙はふるいタイプライターで打たれているようで、
作品の中身はとても汚い文字と文章でした。
たぶん、作者自身が元の原稿の時点で、あえておじさんが書いたような誤字脱字だらけの汚い手紙をイメージして書いていたんだと思います。
むしろこの話は文章より、もともと挿絵画家でもある(らしい)マーヴィン・ピーク自身が描いたという伯父さんの絵がよかったです。
後書きを読むと、訳者の横山さんが、この本について語ってくれています。
1つ気になっているのですが、この作品あくまで伯父さんの「手紙」しか書かれていません。
実際この手紙は甥っ子のところに届くのでしょうか?
そして、親族中に嫌われているっぽいこのおじさんが手紙を書きたくなるような甥っこって、誰だったんでしょう?