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ちきゅうの子どもたち (新装版)」 みんなの声

ちきゅうの子どもたち (新装版) 作:グードルン・パウゼヴァング
絵:アンネゲルト・フックスフーバー
訳:さかよりしんいち
出版社:ほるぷ出版 ほるぷ出版の特集ページがあります!
本体価格:\1,400+税
発行日:2011年08月
ISBN:9784593505326
評価スコア 4.5
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  • 原発に関する衝撃の作品

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 広島県
    • 男の子12歳、男の子6歳

    1990年に発刊され、2011年8月に新版で出版されたドイツの絵本。
    正直、衝撃的な絵本です。
    読み終わった後、呆然としてしまいました。
    何せ、20年も前の作品でありながら、原発の危険を明確に示し、自然エネルギーの活用を訴求しているのですから。

    作者のグードルン・パウゼヴァングは、『みえない雲』という本を書いています。
    この作品は、バイエルン州の原子力発電所で起こった架空の放射能漏れ事故を題材としたもので、2006年に映画化もされています。
    ドイツだけでも150万部が発刊され、原発を推進する政治家や原子力業界の関係者にも読まれ、さらにドイツやベルギーの多くの学校で国語教材として用いられるようになったとのこと。
    ドイツ国外においては、日本を含めた13カ国で翻訳されています。
    批評家は、本と映画が、架空の内容であるのに実際の事故が元になっているという印象を与えかねないと非難し、原子力発電の推進派は、このような事故がドイツの原発で起こりうることにはっきりと異議を唱えたようです。

    そのドイツでは、日本の原発事故を踏まえ、原発の完全廃止に向け舵を取ったのは、記憶に新しいところです。

    そのグードルン・パウゼヴァングが、原発も含めた環境問題を題材に絵本にしたのが、この作品です。
    空想での作品だからこそかも知れませんが、強烈なインパクトがあります。

    物語は、擬人化した地球が、大人に警鐘を鳴らすシーンから始まります。
    その時の一文に、
    「わたしのどうぶつたちをころし、わたしをコンクリートづめにする。
    そして地のそこからは、せっせと、石油は、鉄や、石炭をほりだす。
    それでもたりずに、こんどは、原子炉をつくって、ねむっていた力をめざめさせてしまった。
    あんな手のつけられないもの、つかいこなせるわけがないじゃない。
    まったく、どうかしてるわ!」
    とありました。
    言葉にならないとは、このことと思えてしまいました。

    でも、その警鐘に対して、大人は耳を貸しません。
    それどころか、「子供達は、子供達で、何とかするさ」と言い放つ始末です。
    そこで、地球は、子供達に同じように語りかけます。
    すると、子供達は驚き、親に地球の危機を訴えるのですが、やはり聞き入れてくれないのです。
    それから、少しメルヘンがかった展開があるのですが、地球の将来の危機に理解を示した大人達は、最後は子供達と一緒になって、環境の改善に邁進するのです。
    それは、物質的には少し不便な生活なのですが、それこそが大事だと気づくのです。
    最後に、原子炉は止められて、太陽発電や風力発電が登場するのですが、衝撃的なエンディングでした。

    文章の端々に、環境問題に対する提言が盛り込まれています。
    しかも、それが、原子力問題にまで触れているのですから、本当に是非とも多くの人に読んで欲しい作品です。
    文章が長いので、小学校中学年以上の子供が、自ら読むのが良いと思います。
    子供らに負の遺産を残さぬよう考える教材として、大人にも1度は読んで欲しい作品です。
     
    しかし、この絵本が全く話題にならないのが、至極不思議です。
    メディアも、原発の問題に対して、政府見解とか批評家の意見だけを流すだけでなく、こうしたドイツの書籍を紹介することも、大きな役目だと思えてなりません。

    掲載日:2011/12/21

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  • 1990年に書かれた絵本です 作者は チェコ生まれでドイツに住んでいます
    かれは 1928年生まれ(日本では 大正時代の終わりかな)
    彼は第二次世界大戦の時どう生きたのでしょうか? ドイツもひどい戦禍にあったでしょう
    もちろん日本も戦争でアジアを攻め、 1945年 8月6日広島に・9月9日 長崎に原爆が投下され 1945年終戦し 多くの犠牲を払いました
    この時代に生きていたグードルン・パウゼウ”ァングさんはこの絵本を書いて地球を未来を生きる子供たちに良い環境で残したいとのメッセージで書かれたのですね

    戦後 世界は急速に科学が発達して生活が いろいろと便利になりました。その生活をするために、たくさんの石油や電気が必要になりました。多くの資源を 急速に必要としたのでしょうね

    それは今も尚。(しかし・・・便利さや豊さから得たのもものたくさんある反面、 うしなった物も多くあるのでしょうね)

     
    ここで取り上げられている 原発のことは 今日本の原発が岐路に立っているからこそ  この意見に謙虚に耳を向けて 原発のない生活を考えなくてはならないと思いました

    子供たちは未来を生きていきます
    今 日本も世界中も生活スタイルが問われているのだと思います!

    ドイツはいち早く原発のない自然エネルギーを利用する生活に切り替えようとしています

    日本は3月11日の震災で、大きな被害をうけ、今も尚原発問題は大きな課題ですが まだ 「原発なくします」と政府が言えないのはなぜ??

     地球を守るために人間がどのように生活するのがいいかを
    考えさせられる本です

    大人にも そして 若い人にも 読んでほしい作品です
    若いお父さんお母さんにも、そして大人たち(科学者や政治家はもちろん教育者も) 大切な子供の未来をこの絵本から考えていかなければと思います。

    お奨めします!!

    掲載日:2012/02/03

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    1
  • 地球を守るため

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子、男の子

    このお話は地球自身が人間に対して、使い方を進言するというものです
    作者はドイツ出身で原発や原爆をテーマにした児童文学を出版していて広く読まれています
    このたびの福島原発の事故に対していち早く、原発中止を決めたのもドイツです
    当事者である日本は情報の開示があいまいで、今回も一番翻弄されたのは地元の方々でした
    これは私たち自身が原発に対して不勉強であることも知らなければいけないと思います
    このような絵本が本来ならばどこの自治体の図書館でも、読んでもらいたいナンバー1の絵本棚にあるべきだと思います
    「地球は未来の子供たちのもの」という意識を大人が本気で考えようとしない限り、絵本の地球が起こす行動は、違った形で現実になるでしょう・・・・
    遅くはない、地球を守るために今からでも出来ることから始めたいです

    掲載日:2012/01/14

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