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移動するものたち

移動するものたち(小学館集英社プロダクション)

谷川俊太郎さん推薦! 黒い夜の森を捨て、旅に出る動物たち……移民の旅の現実を描くサイレント絵本

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まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

バートルのこころのはな」 ママの声

バートルのこころのはな 作:イチンノロブ・ガンバートル
絵:バーサンスレン・ボロルマー
訳:津田 紀子
出版社:小学館 小学館の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2011年11月05日
ISBN:9784097264521
評価スコア 4.36
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  • 母への恩返し

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子18歳、男の子15歳

    モンゴルの伝説を基に創作された作品。
    伝説という形で大人から子どもへ語り継がれるお話は、
    人々の想いがギュッと詰まっていることを感じました。
    心の花の朝露を集めてお茶を飲むと長生きできる、という昔話を聞いた
    バートル少年は、夜中に家を抜け出して、心の花を探しに行くのです。
    外は真っ暗、目が慣れてきても、恐ろしい化け物の気配を感じるのです。
    でも、バートルは、ついに心の花を探し当てたのです。
    小学校のおはなし会で読みましたが、暗い森の中のくだりは子どもたちも共感していたのか、
    真剣なまなざしで聞いていました。
    心の花は、小さくて白い花。
    その群生している様子は本当に素敵でした。
    何より、バートルの、母への想いがいっぱい感じられて、心がほっこりしました。
    そこここに描かれたモンゴルの人々の服装や道具なども、
    たっぷりと見てほしいです。

    投稿日:2012/01/12

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  • モンゴル

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子7歳、男の子5歳

    私の行っている日本語学校の生徒の割合は
    モンゴルが半分、ベトナムが半分くらいの割合です。
    なので、モンゴルに関することを知りたくて
    絵本を選ぶ基準も異文化のものが増えてきました。

    モンゴルのお話はどれも、
    生き物や家族の愛情のお話が多く、
    絵本としても子どもに読みやすくて
    もっと探して読みたくなります。

    ただ「恩ってなに?」と読み終わった後言ってきた8歳児。
    なかなか説明しづらい言葉でした。
    5歳児も一人で夜に飛び出していったバートルと一緒に
    怖がって聞いていました。

    投稿日:2020/08/30

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  • モンゴルの伝説

    「こころの花の朝露を集めて淹れたお茶を飲むと長生きできる」という昔話をきいた男の子が、夜中にこっそり家を抜け出し、お母さんの為に朝露を集めにいきます。

    夜道は危険がいっぱい。
    恐ろしい化物の影におびえながら、お母さんの為に、懸命に走り続けます。

    親を大切に思い、敬う気持ち。
    日本では、親より子を優先しがちなので、こういうお話を読むと、もっと親を大切にしないといけないなって反省させられます。

    人、木、山。
    同じアジアだけど、やっぱり異なるモンゴルの景色は、とっても新鮮に感じました。

    投稿日:2016/09/27

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  • 主人公の相棒馬のヤンザガに注目!

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子20歳、女の子16歳

    モンゴルのイチンノロブ・ガンバートル(作)×バーサンスレン・ボロルマー(絵)の絵本シリーズです。
    このおはなしは元々モンゴルにあった
    “お母さんのお乳は、花のしずくを集めてわかして入れた、一杯のお茶ほどに貴重である”という言い伝えと、モンゴルの昔話に出てくる「マンガル」と「ショルマス」というお化けを使った創作だそうです。

    バーサンスレンの絵は、一見デッサンの荒い感じにも見えますが、描かれている物の質感を感じさせる素敵な絵です。
    1つ1つのシーンにとても丁寧に描いてくれているので、
    例えば最初のページの「ゲル」(家族のテントの中)の様子も、どんなものがどこにあって、だれがどういう場所に座って、テントの中にはどんな場所に何があって……と、よくわかります。
    また、主人公バートルと一緒に出かけた馬=ヤンザガの表情や動きを見てください。主人であり、友でもあるであろうバートルと一緒になって、恐ろしい夜の森を抜けて、朝日が見えてきたときの顔といったら!
    心の花のしずくを摘むシーンも素敵でした。

    生活環境は今の日本と全く違いますが、こういう生き方もありだな、こういう家族のつながりっていいな。と思わせてくれる1冊だと思います。

    投稿日:2016/04/18

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  • 「おかあさんのお乳は、花のしずくを集めてわかして入れた、一杯のお茶ほどに貴重である」という伝説をもとにモンゴル人夫妻が作った作品だそうです。

    主人公バートルの真っ直ぐな心根が美しい。
    おじいちゃんに聞いたこころのはな″を求めての冒険は、マンガスやショルマスという化け物からも身を守り、とうとう目的地へと到達するのですが、・・・・・・。

    朝露のしずくを集める作業は、思った以上に大変で、バートルは帰途に、・・・・・・。

    お母さんを長生きさせてやりたいというバートルの気持ちは、しっかり伝わり叶えられたと思います。

    とにかく孝行話にも泣かされますが、絵の美しさに感動です。
    モンゴルの方の作品なのに、イスラム的な細密画のような魅力を感じました。
    表紙絵・見返し・本編と、ひとつひとつ丁寧に描かれたこころのはな″に圧倒されました。

    投稿日:2015/09/06

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  • モンゴルを知るにも!

    満天の星空ゲルの中で過ごす,夜に馬に乗って出かける,など日本とは違ったモンゴル文化を知るという意味でも新鮮さを感じる絵本でした。
    衣装や調度品も見応えありました。
    文化や暮らしは違えど,母親を想うまっすぐな気持ちは世界共通ですね!
    お話だけでなくイラストも楽しめる絵本でした。

    投稿日:2015/02/10

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  • モンゴルのお話

    モンゴルのお話というと、「スーホの白い馬」がすぐに思い浮かびます。
    それと比べると、こちらのお話のほうが、もう少し年齢が低い子でも楽しみやすいかな、という印象です。
    母と子の愛情物語なので、ほっとする結末にも安心しますね。

    投稿日:2013/07/09

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  • 母への恩

    モンゴルでは
    「自分を産み育ててくれた母への恩はとても大きい」と説かれているそうです。
    そして、その恩を敬って
    「母乳は花のしずくを集めて沸かして入れたお茶ほど貴重」というそうで
    その伝説からこのおはなしができたそうです。

    心の花にある朝露を集めて、お母さんにお茶を飲ませてあげようとするバートル。
    夜の森を、花を探して分け入る様子は
    親に感謝しつつも、自立していく様子とつながります。
    めでたく心の花の朝露を集めたバートルですが
    その量はほんのすこし。
    それをお母さんは。朝のお茶の仕上げにたらして
    みんなでその「特別なお茶」を飲むのですが
    その「仕上げにたらす」という心憎いまでの母の演出にしびれました。

    母の愛は無限だし
    それを返してもらおうとは、まさに「つゆ」ほども思ってはいないのではないでしょうか。

    投稿日:2013/02/27

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  • おかあさんの心に届きます。

    • 多夢さん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 女の子12歳

    年長クラスの読み聞かせ絵本を決める際、
    メンバーの前で読みました。
    「自分の子(年中さん)にも、聞かせてやりたいわ。」と、
    とても評判が良かった絵本です。

    この絵本は、モンゴルの伝説をもと書かれました。
    モンゴルの人々は、自分のことを生み、育ててくれた
    お母さんの大きな恩を敬って、
    「おかあさんのお乳は、花のしずくを集めてわかしていれた、
     一杯のお茶ほどに貴重である」という言い伝えです。

    バートル少年は、その昔話を聞いて、
    夜中に家を抜け出し、心の花を探しに行くのです。

    途中、モンゴルの昔話に出てくるというマンガスやショルマスが、
    バートルの行く手を阻みます。

    そんな中、バートルは心の花を見つけるのです。

    画面いっぱいに咲く白い花。
    その小さな花びらの上で、朝露のしずくが輝いていました。

    バートルの母への想い、優しさ、とても素敵です。
    なんていい子なんでしょう。
    そして、小さな少年の冒険に拍手。
    よく頑張ったねって褒めてあげたい。

    ラスト、幸せいっぱいの家族団欒に、
    どこの国でもいっしょなんだな〜と思いました。

    投稿日:2013/02/20

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  • 心がモンゴルの草原に馳せます

    最初、私1人だけで全頁立ち読みで読みました。そして、こころのはな
    が咲いているページを、是非、直接手にとって見てみたいなぁと思って
    いたところ、図書館の新刊コーナーにたてかけてあったので、即行借り
    て帰ってきました。

    都会で生まれ育った息子にとって、本当の暗闇なんて分らないだろうな
    と思いました。その暗さが分らないと、バートルがどのくらいの勇気を
    持って、お母さんのために出かけていったのかが分らないかもしれませ
    ん。是非、一度、体験させてあげたいものです。

    こころのはなって、本当にあるのかしら? でも、一面に咲く白い花、
    見てみたいです。心はモンゴルの草原に馳せますね。

    実は、絵を見て、このコンビってもしかして2011年の秋頃に出版
    された『こどものとも』にもモンゴルの人が描いた話があったなぁと
    思って調べてみたら、やはり同じ人たちでした。その話『センジのあ
    たらしいいえ』もなかなか素敵な話でした。お薦めですよ!

    投稿日:2012/01/25

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