『へなちょこ』がキュートだったので、前作であるこの作品も読んでみました。
主人公は表紙のあいちゃん。
あいちゃんは自分の「ええところ」を見つけられず、落ち込むのです。
そんなあいちゃんに、お友だちのともちゃんが一生懸命考えて見つけてくれた
「ええところ」。
手が温かいこと、なんて、ささやかですが、素敵ですね。
でも、あいちゃんは、もっともっと大事なことに気づいていくのです。
「ええところ」探し。
これはいいアイデアですね。
大人も子どももぜひ、心がけたいですね。
あいちゃんのラストのセリフが印象的です。
「ええところを見つけてあげるねん」。
小学校教諭だった作者のくすのきしげのりさんの実体験がベースのようです。
あとがきもぜひ、ご覧ください。