「やまねこのおはなし」 その他の方の声

全ページためしよみで読ませていただきました。
山に、孤独に生きる”やまねこ”と、麓に生きる”たんぽぽ”の、お話です。

絵が、とても綺麗で、このお話に合っていると思いました。
ストーリーは、不思議な物語です。

ねこの絵本は沢山ありますが、やまねこは珍しいとおもい、読みました。
ストーリーは思いもかけない展開です。でも、おどろきだけでなく、やまねこをとおして、「自然」に目がいきます。
たとえば、たんぽぽの綿毛を日当たりのよい地面においていく場面。その自然にむける優しさにはっとしました。
そして、絵！どの絵もすごく新鮮な感じをうけ、ひきこまれます。いきおいがあったり、やさしかったり、物語の世界をぐっと広げてくれるような気がします。
私の住むところでは、たんぽぽをちらほら見かけるようになりました。
たんぽぽ、沢山さいてくれますように。

味のあるちきさんの絵。
もう、絵本から飛び出してきそうな勢いです。
文を書いてくださったのは、どいかやさん。
どいさんといえば、あの可愛くて繊細な絵が大好きな方が多いのでは？
私も、どいさんの大ファンです。
そんなどいさんが文を担当しているので、「あんまり興味ないかな。」と思うかもしれません。
私も最初はそうでしたが、お店でこの絵本を手に取ると、急に買わずに
はいられない、という気になりました。

やまねこは、どいさんと同じように自然に優しい。
最後は、想像と展開が違うかったので、面白みもありました。

どいさんは、動物・自然・地球のためを考えて生活しています。
そんなどいさんだからこそ、このような文が書けるんじゃないかな。
もし、この絵本を読んで感動した方はぜひ、どいさんの活動も一度見てもらえたらと思います。

自然が好きな方、動物が好きな方におすすめです。

読み終えて、心の中が陽に干された布団のようにフカフカになりました。

どいかやさんのファンなので 絵本を沢山持っていますが、
いつもは、その繊細なイラストの方に目が行ってしまいがちです。

この絵本では「作」のみを担当していらっしゃるので、
文章をゆっくりと読み、お話を味わいましたが
とてもあたたかく、自由で、優しい物語だと感じました。

この世界観に絵もぴったりと合っていて、
より一層魅力が増しているように思います。

大人のかたにも、おすすめの絵本です。