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ひっこしはバスにのって」 みんなの声

ひっこしはバスにのって 文:季巳 明代
絵:くぼた まなぶ
出版社:銀の鈴社
税込価格:\1,650
発行日:2012年01月11日
ISBN:9784877865641
評価スコア 4.5
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みんなの声 総数 3
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  • 不思議な少女

    物語はミミという女の子が遠い場所へ引っ越す為に、おかあさんとバスに揺られている場面から始まります。

    読み始めて少し経ってから、なんだか違和感が…

    山の道や小川のそばのすみれ、綿毛になり始めたたんぽぽ…ミミにとって初めての大切なものとのお別れです。
    ん?大切なものって、友達とかじゃないの?

    ひさしやまが拓けて、人や車が増えて危ないからから引っ越すの。
    んん?色々便利になるのに、何で引っ越すの?

    黄金色の髪、愛らしい瞳、名前のミミ…

    その全てが、なにか引っかかる不思議な女の子だなと思いました。

    表紙と裏表紙を見てきつねが出てくるのだなとは分かっていましたが、静かで寂しいお話だと思っていたので、思いがけないラストに驚きました。

    だからおかあさんは、バスでは誰とも話しちゃだめって言ったのね
    もう戻れないって、ミミの目から涙が零れそうになったのね

    バスで会った女の人は、ふたりに気づいていたんですね。
    もしかしたらおかあさんも気づいていたのかもしれない…

    ミミはもう、ふるさとには戻れないです。
    きっとミミとおかあさんが、最後の生き残りだったんじゃないかな

    ミミやおかあさんに、ごめんなさいと言いたい

    投稿日:2014/12/31

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  • 「ひっこしはバスにのって」のタイトルに、今どきバスに乗って

    いくんだ・・・・??

    と、違和感を感じたのは、確かです。

    バスに乗る前のミミの耳としっぽがでてたのも気になってました。

    バスに乗ってきた女の人も、バスを降りたらほっとしたのか、

    長いしっぽが、でてましたね(笑)

    人間にばけて、市場に買い物にいったくらいだから、おくいやま

    に食べ物が十分ないのかも?と、気になりました。

    おかあさんは、「仲間にあえて心強いよ」と、言っていたから

    女の人に正体は、知っていたと思いました。

    バスの運転手さんが、キツネの親子と女の人を乗せてくれて

    よかったなあと思いました。

    投稿日:2019/06/12

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  • 大人も癒してもらえます

    ほんわかとした優しいイラストに、ミミのちょっぴり悲しい引っ越しが暖かく包まれるようなお話の流れです
    なんとなくイラストには意味深な「ミミのみみが・・・」
    そうだったんですね!納得です
    それにしても大きな荷物を抱えたお姉さんまで・・・・
    根底には人間が破壊し続ける自然をもっと大切にしてほしいという思いも伝わってきます
    短いお話ですが大人も癒してもらえました
    ミミとおかあさんのその後のお話もあったらいいなぁ〜

    投稿日:2012/04/29

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