「ふわふわ なあに」 ママの声

意外なふわふわでした。
でもこんな風な視点で絵を見るのも面白そうだなと思いました。
私が子供に「ふわふわ」を見せようとした時に思い浮かばなかったであろう「ふわふわ」達が気に入りました。

いろんなふわふわが出てきます。誰もが想像する動物の毛やお菓子だけじゃなくて…猿やクモも出てきます。特にクモの絵は得体が知れず、一度見たら忘れられないインパクト大です。パンチあります。
雪の絵もステキだな。
お風呂もいいなあ。
そうやって題材も絵のタッチも様々、古今東西の色々な絵が楽しめます。絵本としても面白いし、美術に触れるきっかけにもなる。一粒で二度美味しい、楽しい絵本です。

この絵本は、小さい子ども達でも、家にいながら、楽しく名画が鑑賞できて、とっても素敵です。

この本のテーマが『ふわふわ』というだけあって、いろいろな時代の、『ふわふわの絵画』が集められているところなんてとってもすごいと思います。

息子は、モネの『セーヌ川の朝』がとっても気に入ったよう。私も、モネの絵画が大好きなので、この偶然！？にうれしくなってしまいました。

そうして、絵画にあわせて書かれている文章が短いけれど、とっても素敵。
絵画とあわせて読んでみると、『なるほど〜！！』

遊びながら、素敵な絵画に親子で、しかも時間を問わずふれられるので、とってもいい絵本だな〜！！と思いました。

親子でこの絵本シリーズのファンになりそうです。

「びじゅつのゆうえんち」というシリーズの中の1つです。
いろいろな「ふわふわ」な物を、様々な国、時代に描かれた絵画の中から見つけていく、という新感覚な絵本です。
息子は当然、一流の画家が描いた絵だなんて知る由もないのですが、様々なタッチの絵が各ページに登場するのを楽しんでいるようです。
絵の一部だけ見せて「ふわふわなあに」と質問し、答えが次のページに出てくるという構成で、息子もゲームのように毎回答えて喜んでいます。
読み聞かせている私も、美術書をゆっくり眺めているような感覚になれ、育児疲れを癒してくれる一冊です。

ふわふわしたものを描いた絵がクイズ形式で紹介されています。
どれもふわふわ、感触を楽しもう！というわけです。
添えられた文章がキュートです。
古今東西、ちょっとした展覧会です。
ラストはお見事！おあとがよろしいようで・・・。