まだおじいちゃんは健在ですが息子に読んでみました。
「おじいちゃん」という響きが好きみたいです。
そして読んでいるときに、じぶんのじいじと重ねているような感じがしました。
遊びに付き合ってくれるところなど、重なるのでしょうね。
最後の方で「おじいちゃんは今日は外で遊べない」と出てきて
「どうして?」と質問されました。
薬が置いてあったので「風邪ひいちゃったのかな?」
と話しながら読み進めていき、最後のページでおじいちゃんがソファーに座っていないのを見て
「どうしておじいちゃんいないの?」と質問されました。
おじいちゃんが亡くなってしまったとはわかっていません。
おじいちゃんの死に対してこども目線で書かれており
辛い気持ちにならないところがなんともいいです。
大人は読んでいてググッときて涙をこらえるのですが
子どもは感じ方が違う。
悲しみだけで終わらない。
ジョン・バーニンガムのすごいところだなと思います。
おじいちゃんと過ごした日々の
温かな余韻が残る絵本です。
もう少し大きくなったら
この絵本の印象も変わるだろうと思います。