「まつぼっくりノート」 ママの声

図鑑ほどの厚さも重さもなく、気楽にいつでも開き見できる手軽さも魅力的に思います。
我が家も子供が小さい頃に毎年公園でまつぼっくり拾いをしましたが、まつぼっくりにもこんなに種類があるのですね。
自然の面白さや深さを感じられる１冊にも思いました。

絵本の形をしていますし、ページ数もそれほどありませんが、まつぼっくりの時点みたいな作品です。
まつぼっくりがどんな木に出来るとか、どんな種類があって、それぞれどんな特徴があるのかとか、写真やイラストでわかりやすく説明してくれています。
イラストでは豆知識なども書いてあってなかなか面白いです。
世界のまつぼっくりもいろいろ描いてありますが、こうやって比較して見せてもらえると、個性がよくわかりました。

他の絵本で知っていた「セコイア」という木も紹介されていました。
セコイアって、スギ科だったんですね〜。スギも針葉樹なので、マツ科の植物ではありませんが、まつぼっくりみたいな実をつけてました。これが鈴みたいな形で可愛かったです。
またヒノキに似た「サワラ」という針葉樹の実は、カフスボタンみたいでオシャレでした。
読み聞かせなどには使えませんが、高学年以上のブックトークなどで紹介してみたいと思いました。

『びっくりまつぼっくり』を読んで、まつぼっくりの大変身に興味を持った娘。
さっそくまつぼっくりを拾ってきました。
水につけてみたり、乾かしたりして、開いたり閉じたりするのを確認しました。
本当に大変身してる。自然ってすごい！！
ふと、以前買ったこの本の事を思い出し、娘に渡すと・・・。
このまつぼっくりは何かな？と探しだしました。
色々見比べた結果、娘「クロマツだ！」と確信。
まつぼっくりをじっくり研究しました。

まつぼっくりを使ってリースなどを作ったことがあったのにこんなに種類があるなんて知りませんでした。
ほんといろいろな形があるんですね。

木などの特徴も描いてあるので、まつぼっくりを探しに行く時には役に立ちそう。

最後にはまつぼっくりを使う、リースやモビールが紹介されているので、拾ったあとも楽しみが広がります。

まつぼっくりって実はこんなに種類があるんだ…と、
単純に驚き、秋がより一層楽しくなる一冊。
ああ、明日から我が家は
また「にわか博士」と化した息子の拾ってくるまつぼっくりで
いっぱいになるんだろうな…。

木や葉っぱは写真で示してあるが、主役のまつぼっくりはスケッチ。
ここはこだわったのだろう。
植物図鑑などと違い、ワンテーマの科学絵本は掘り下げ度が深くてなかなか面白い。
ただ、残念なことに写真説明に一箇所大きなミス。
正誤表が貼られていたが
これはあってはならない間違いだろう。
よって、とても楽しく読ませていただいたにもかかわらず
星2つ。
厳しすぎる？