独特の世界観を持つ宮沢賢治の童話。
私は、宮沢賢治の文章が読み手の心の中に幻燈(映画)を映し出すようだと思っています。
ですから、藤城清治さんの影絵はまさにそのままで、感激しました。
しかも、影絵の技法は進化している、とのことで、
実に見事な作品になっています。
ねこや動物たちの、毛並みや素材感が実にリアルです。
ランプの明かりも写真のようです。
夜の水車小屋の光景は、水面の揺らぎが実に見事です。
ゴーシュは町のオーケストラの冴えないセロ(チェロ)弾きなのです。
楽屋での練習で何度もダメだ出しされ、自分の家である水車小屋でおさらいするのです。
そんな時に現れる動物たち。
しぶしぶ彼らのお相手をしているうちに、ゴーシュのセロの腕前に変化が現れるのです。
ゴーシュの弾いていた、印度の虎狩り、第六交響曲、愉快な馬車屋って、聴いてみたいです。