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よしこがもえた」 みんなの声

よしこがもえた 作:たかとう 匡子 たじまゆきひこ
出版社:新日本出版社 新日本出版社の特集ページがあります!
本体価格:\1,400+税
発行日:2012年06月26日
ISBN:9784406055819
評価スコア 4.33
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  • たんたんと語られる現実

    戦争中の日常が淡々と語られています。

    姫路の空襲で、妹のよしこが火達磨になり
    大やけどを負う様子さえ
    グロを通り越し、ただ淡々と語られるのが
    かえって胸に迫るものがあります。
    ひどいやけどの手が気になるのか
    「おててきれいにして」という言葉を残し、亡くなるよしこ。
    最後に「こうしてたくさんのよしこが死にました」と締めくくられるのが
    そこにあった現実を、より浮き彫りにしていると感じました。

    先日、学徒動員で戦闘機のエンジンを作っていたという方のお話を聞いたとき
    工場が空襲にあい、友達が沢山なくなったと言われ
    「亡くなる」なんてきれいな言葉でなく
    「死んだ」というのが、当時の現実と言われた言葉を
    なんとなく思い出しました。

    掲載日:2013/09/26

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  • 戦争中だけど、お米が足りなくなってさつまいもやカボチャの茎まで食べてしのいでいるけど、赤ちゃんが生まれてきて、忙しくてなんだか平和な日常。
    その日常が空襲で地獄に変わってしまいました。
    平和が約束されていない日常の落差は、生と死まで分けてしまいました。
    焼夷弾で燃えていくよしこ。
    哀しい話ですが、戦争に対する感覚が親の自分にとっても希薄になっていくのはなぜでしょうか。
    子どもたちに未来を託す親として、歯がゆさを感じてしまいました。
    実体験を基にしたお話だと思います。
    そのお話を戦争体験者の田島征彦さんが描いています。
    素朴な話だけに、戦争に対する意識が薄れていくことに、負い目を感じました。

    掲載日:2012/10/09

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