科学の本のブックトークを研修していて、メンバーがセレクトした作品。
太陽と地球について描いた科学絵本で、やや長く、小学校中学年以上くらいからですが、
きちんと説明がされている作品として、評価が高かったです。
ただ、既に絶版本のようで、図書館くらいしか手に入らないのが残念です。
ぼくと妹は、夜明け前に家を出て、日の出を目撃することになります。
太陽の様子が丁寧に描かれます。
太陽の位置、光の様子、そして影。
日没まで観察した後は、両親のレクチャーが始まります。
易しい解説は、子どもたちを想像の世界へ誘い、ぼくは、地球や太陽について
たくさんのことを感じ取るのです。
子どもらしい感性と、大人の適切な知への導きが見事に調和しています。
絵が淡いので、大勢の読み聞かせには向いていませんが、
ぜひ、じっくり味わってほしいです。