「うちはお人形の修理屋さん」 みんなの声

小学校３年生の我が家の娘が図書館から借りてきて一人読みしました。
すごく楽しかったようで、１日で一気読みしてしまいました（笑）。
我が家の娘と同年代の子供達が出てきたり、また、我が家の娘もぬいぐるみは一緒に眠るほど好きなので、共感でき面白かったようです。
もちろん、続編！？「お人形屋さんに来たネコ」も借りてきました（笑）。

真ん中っ子の少女アナは長女と三女に比べて私は…と少し自信が持てないようですが十分に自信を持ってもらいたい子ですね。
お人形修理屋の両親ですが、戦争から必要な材料が仕入れられなくなるのですが、そのピンチをアナが見事に…！
家族仲が良く、ラストもハッピーエンドであたたかいお話だと思いました。
お人形たちも愛されて幸せですね。

時代背景もきちんと説明があります
あとがきを読んで
そこでまた考えさせられます

はじめは、三姉妹の真ん中の次女の立場というか
位置というか
家族の関わりとか
何でも出来て、何でも思い通りに仕切りたがる長女
甘えん坊で、すぐに泣いて訴えて、長女にうまくなついて
次女をばかにしてる感じの三女・・・
なんか、主人公アナがかわいそう・・・と同情する感じなのですが

ある時、ぐっと成長を感じさせられるのです
ちょっとしたことなのですが
それが、とても自然な感じ

それをまた両親が、上手く対応しているのです

生活は、厳しく
戦争で、もっと大変なことに
でも、その中でどう生活していけばいいのか
悲観的になることなく
家族で
知恵と、努力と、協力で乗り切ろうとしています

お人形遊びや、姉妹、家族でのやりとりが
活き活きしています
拠り所になったり
人との繋がりも持たせてくれます

これは、小学中高学年にお薦めです