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まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

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きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

世界で一番の贈りもの」 その他の方の声

世界で一番の贈りもの 作:マイケル・モーパーゴ
絵:マイケル・フォアマン
訳:佐藤 見果夢
出版社:評論社 評論社の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2005年11月
ISBN:9784566050709
評価スコア 4.55
評価ランキング 6,670
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  • 世界で一番の贈り物  タイトル通りでした
    1914年、戦場の最前線でクリスマス休戦をもたらした英独両軍の兵士に捧ぐ

    がらくたやで見つけたオーク材のふたつきの机の中の引き出しの中から見つけた館の中に入った手紙
    それは ジムという英軍の兵士が 妻に宛てた手紙です
    それは、クリスマスの時ドイツ軍と英国軍が互いに休戦して 互いに語り合い、酒を飲み交わし 歌い サッカーをしたという実話です

    第一次世界大戦にかり出された 兵士達は それぞれに残した家族達の元に早く帰りたかったのでしょう 
    このクリスマス休戦の様子を手紙に書き 家族に送りました。
    それを読んだ妻は、彼の帰りをどれだけ待ち望んだ事でしょう!
    しかし その後戦闘が激しくなり 夫は帰ってこなかったのです
    戦争の愚かさを憎みます

    妻は一人でどんなに悲しんだことでしょう
    この手紙の持ち主は 101歳になり 施設にはっていました
    その彼女に手紙を届けるのです
    101歳のおばあさんは この手紙を見て 夫のジムが帰ってきたと思ったのでしょう
    施設でもクリスマスツリーが飾られていて・・・   この手紙はおばあさんにとって ステキなクリスマスプレゼントになったことでしょう! 
    戦争は人々を不幸にさせるなにものでもありません
    戦争はいりません!
    ステキなお話しに感動しました!
    是非皆さんも読んでみてください

    投稿日:2016/06/12

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    1
  • 1914年、戦場の最前線でクリスマス休戦となった実話に基づく物語です。
    古道具屋で机を買った主人公が見つけたのは、第二次世界大戦中に戦場にいた夫から妻に送った手紙でした。
    手紙の中には、クリスマスにイギリス軍とドイツ軍が自主的に戦争を休んで、温かい交流をしたことがかかれていました。
    その手紙を、主人公は手紙の持ち主に返しに行くのですが…

    戦争という愚かな行為の中、たった一日だけ、両軍の兵士たちが正気に戻ったように、私には感じられました。
    戦争をテーマにした話は、悲惨だったり、悲しかったり、怒りに満ちたものだったりして、いろいろな形の人間の愚かさが表現されているものが多いと思います。
    しかし、この作品は、戦争中に、いかに普通の人々が平和を願っていたかがわかります。兵隊の多くは、普通の人で、それぞれに家族があり、仕事があり、普通の生活がありました。両軍とも、個人的には何の恨みもなかった様子が伝わってきます。

    私の一番好きなセリフはこれです。
    「この戦争を終わらせる方法が解ったよ。サッカーの試合で、勝負を決めればいい。サッカーなら、だれも死なずにすむ。親を失う子もない。夫を失う妻もない」

    小さな絵本ですが、書かれていることの内容は、非常に深く、心にしみます。
    美しい絵が、夢のように奇跡の物語を紡ぎだしてくれます。
    このような形で、戦争は二度としてはならないと、メッセージを送ってくれる本は貴重です。
    人間の良心がもっと表現されて、世界が平和になって欲しいと思わずにいられません。まだ、世界には戦争があります。どうか、未来には戦争がないように!

    投稿日:2017/03/01

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  • 優しい気持ちになれます!!

    • ぴあのさん
    • 40代
    • その他の方
    • 愛知県

    『クリスマス休戦』と呼ばれるこの状況は、果たして本当にあったのだろうか?
    戦争をしている最中にこんなことが起こりうるのかどうか、ちょっと不思議な感じもする。でも、そこで交わされるごくごく普通の日常会話を聞いているうちに、ここがどこなのか、どんな状況なのか段々と忘れてしまいそうになる。それほど、ありふれた会話を楽しむ兵士たち。考えてみれば、何も特別な人たちの集まりではなく皆それぞれが、誰かの親であり子供であり、夫であったりするどこにでもいる普通の市民たちなのであるからして、考えられない訳ではないと思えてくる。
    そして、物語の後半では、目頭が熱くなるのを感じながら読み進めていくことになりました。
    こんなに素晴らしいクリスマスプレゼントが実際にあったなんて、とても心温まる幸せな気持ちに包まれました。

    投稿日:2010/01/13

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