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くまの皮をきた男」 みんなの声

くまの皮をきた男 絵:フェリクス・ホフマン
訳:佐々 梨代子 野村 ひろし
出版社:こぐま社 こぐま社の特集ページがあります!
本体価格:\1,400+税
発行日:2012年07月25日
ISBN:9784772102070
評価スコア 4.56
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みんなの声 総数 8
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  • 半分になった指輪を・・・

    初版から第4版まではハクストハウゼン家からの話が「緑の上着の悪魔」の題で、1670年グリンメルスハウゼンによって第5版で「最初の熊の皮を着た男」に改題された作品です。

    ホフマンさんの絵で久々に読み直してみると、子どものための昔話というよりは、大人もたっぷり楽しめるお話です。

    戦争が終わり、暇を出された鉄砲一丁の兵隊が、お金も土地も財産もなく世の中に放り出され、行く当てもなく思いあぐねている時に近づいて来たのが、緑色の上着を着た男(悪魔)。

    この男に持ちかけられたとんでもない話。
    七年間、あてがわれた緑色の上着を着て、体を洗うことも髪・髭・爪を切ることもしてはならない。
    上着のポケットに手を突っ込みさえすれば、いつでも金をひとつかみずつとれる。
    ただし、自ら主の祈りを唱えてはならない。
    勇気だめしに撃ち取った熊の皮をマントを寝床にし、「くまっ皮」と名乗れ、そして七年この姿でいたら、自由の身にし金持ちにしてやるという、約束に応じる兵隊。

    お金に困らないのは良いのですが、兵隊の姿は二年を過ぎるとみるも恐ろしい化け物のようになって、・・・・・・。
    四年目にある宿屋で、裏の棟の一部屋に泊めてもらうことになった兵隊が出会った老人を助けてやり、お礼に末娘と婚約を交わすことに。

    外見でひとを判断しなかった末娘との、指輪を二つに割り約束するシーンが心に残ります。
    この後のくまっ皮の世の中をあちらこちらと巡り歩き善行を積み、自分の代わりにお祈りをしてもらう姿に、感心します。

    貫き通したくまっ皮の意思の強さと、心優しさ。
    並の人間にはできる事ではありません。

    葡萄酒のコップに投げ込まれた半分の指輪を、末娘が飲み干して見つけるシーンは、大人もドキドキを感じると思います。

    掲載日:2015/12/01

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  • 人の本質を問う物語

    兵隊は、戦が終わり行くあてもなく歩いていると悪魔に合う。悪魔は、7年間体を洗ったり、爪を切ったりしてはいけない、くまの皮のマントを着ていなければならないが、代わりに上着のポケットに手を入れればいつでも金がひとつかみとれる。7年たったら金持ちになれると言う約束をする。
    男の風貌は、時がたつにつれだんだんひどくなった。4年目のある晩泊った宿屋で出会った老人は、破産して困っていた。男はお金を分けてやった。老人は、お礼に3人いる自分の娘のだれかを嫁にやると言った。
    3番目の娘は、父親を助けてくれたにだからと、この男と結婚の約束をする。男はあと三年待っていてくれと言って再び旅に出た。
    無事に7年がたち、男は悪魔と再会する。男はきれいさっぱりし、娘の待つ家に行き、3番目の娘と結婚する。

    悪魔との約束を守り通した兵隊の忍耐力がすごい!!(絵本を見ていただくとその風貌の凄さにびっくりします)
    また、困っている人にはおしみなく金を与えたことが、そういう心持がこの兵隊を最後幸せにしたのだと思う。
    3番目の娘は、人を外見で判断することなく、本質を見抜く力を持っていたのだと思う。
    いろいろな読み方ができ、深い話です。

    掲載日:2015/02/04

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  • 地味なタイトルと挿絵・・・最初は「あまり面白くなさそう」と言っていたわが子ですが、読み始めると面白かったらしく、ラストまで夢中で話に集中してました。

    童話のわりには文字も小さく言葉遣いもちょっと難しいのですが、変に子供受けを狙っていないところがお話に厚みをもたせます。
    地味にみえた絵も、熊の皮をかぶった主人公の変わりゆく様子がよく伝わってきます。

    戦争のない世界の兵隊のいる場所がないという冒頭シーン、信仰の自由を奪われた主人公が他人に自分の祈りをお願いする様子など、大人が読んでも読みごたえがあります。
    かと思えば視点を変えると「美女と野獣」のごときプリンセス系ストーリーにも見えたりするわけで、女の子にも楽しめちゃいます。

    小学校低学年くらいの子の読み聞かせにお勧めです。

    掲載日:2014/10/19

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  • 美女と野獣

    昔話を絵本にするのはとても難しいと思います。
    このおはなしは、ストーリーテリングで聞いてとても面白いと思っていました。
    悪魔やくまっ皮がどんな姿か想像すると、どんどんおはなしの世界に入り込めます。
    絵で見せられると、自分の想像と違ってちょっと残念です。
    しかし、さずがはホフマンです。
    グリムの世界を絵にする天才だと思います。

    文も同じこぐま社の「子どもに語るグリムの昔話」を書かれている方々で、分かりやすく引き込まれます。
    残念なのは、ページによっては分の量が多すぎるところです。

    絵本だからカットされている二人の姉のその後は、「おはなしのろうそく7」で読まれるといいです。

    掲載日:2014/03/07

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  • 『グリムの昔話』で、「くまの皮をきた男」はお気に入りのお話だったのですが、絵本になってホフマンさんの絵の世界が広がってみると、本当に素晴らしい作品です。
    7年間体を洗わず、熊の皮を着たままで生活することを約束した兵隊の心、出会う人たち蔑み、悪魔とは思えない悪魔が、荒いタッチで描かれた絵の中に透けて見えます。
    デッサンのような絵の線は、人の心の輪郭まで描いているようです。
    親の恩義のために、誰もが嫌がる熊皮の男と結婚することを約束した末娘の心はよくわかりませんが、どんでん返しのハッピーエンド。
    男の変身をどのように受け入れたのでしょうか。
    悔しがって部屋を飛び出ていった姉たち。
    物切れのお話の、その先が妙に気になる私でした。

    掲載日:2013/10/08

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  • みどりいろの上着を着た悪魔は…。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子18歳、女の子13歳

    グリム童話をホフマンが絵本にしたものでは「七わのからす」や「ねむりひめ」「おおかみと七ひきのこやぎ」などが有名ですが、
    『くまの皮をきた男』はでちょうど1年くらい前ににほんで出版されたばかりなので、知らない人も多いかもしれません。
    私もつい最近まで知りませんでした。

    邦訳は同じこぐま社の「子どもに語るグリムの昔話」を訳された佐々梨代子さんと野村しげるさんなので、言葉としての違和感は全くありません。

    この作品はホフマンの晩年に描かれたものらしいです。
    私は「グリムの昔話」の本でこの“くまっ皮”の話を読んだとき、いったいどんな風にくまの皮を着こなしているんだろうと、貧相な想像力で考えたのですが、なるほど、この絵本で「ホフマン」が描いたこの感じなら、一応人前にも出られるし、くまっ皮を着ている感もよくわかりました。

    また、原作の時に「みどりいろの上着を着た」悪魔が、どんな奴かすごく気になっていたのですが、ラストシーンで、くまっ皮の兵隊さんを散髪しているシーンは結構可愛くて、「どこから見ても普通の理髪店の主人だよ」とか一人ツッコミを入れてしまいました。
    グリムの話は難しいものも多いですが、この『クマっ皮』は物語の展開がなかなか面白いです。
    小学校の高学年くらいから、ぜひ読んでみてください。
    読み聞かせに使っても悪くはありませんが、少々長い物語なので、読み手は十分練習しないと、持ち手が疲れると思います。

    掲載日:2013/06/12

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  • 幸せになるために

     しあわせになるのは簡単ではない、というお話でしょうか。でも、他にもいろいろ深読みができます。
     いきなり父親に、くまのような男と結婚しろといわれても、、、。ふつうだったらお姉さんたちと同じ行動をとってしまいそう。結局、お父さんとくまっ皮の男のいうことを聞いた末娘が、しあわせになるんですね。
     くまっ皮の男は、見た目はひどくても、お金はたくさん持っていたことも、気になりました。なかなか複雑だなー、とおもいました。

     ラフなタッチでいきいきと描かれた絵も楽しめました。くまっ皮が迫力あります。
     
     
     

    掲載日:2012/12/14

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  • よくあるハッピーエンド

    ホフマンの絵が、情感いっぱいな、グリム童話です。

    1人の兵士が、クマの毛皮をかぶって、
    身なりの手入れをすることも許されないまま7年過ごせば
    死ぬまで金持ちでいられるといわれて
    そのとおり過ごします。
    途中、身なりに左右される姉妹がでてきたり
    お約束な展開なのですが
    ホフマンの絵のせいか
    とても情感迫るものがあります。

    汚い身なり時代の婚約者が
    かわらずに兵士の帰りを待っていて
    最後はハッピーエンドです。

    人はなんどきも試されているのでしょうか・・。
    正直に生きたいと思った一冊です。

    掲載日:2012/11/15

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