「リボン」 なかなかよいと思う みんなの声

１４〜１５歳って、まさに思春期真っ只中ではないですか！
自分について、進路について、すごく考える時期でもあるので、この年頃のお子さんは共感できる１冊ではないかと思いました。
親の私の頃は中学卒業時に彼氏彼女持ちなんてそんなにいなかったので、そういう意味では今の子はまた大変なのかも！？

中二の３月から卒業までの亜樹の物語。
友達や先輩、姉と周囲を見て、自分ははっきりとした将来が見えないと悩みます。これくらいの子にはありがちな悩みかもしれませんね。何歳になっても将来が見えてこないという人もいるくらいですし、自分がしたいことは何か早く見つけたいという気持ちは分かるけれど。あせらずゆっくりいきましょう。
最初と最後で亜樹の成長が見られます。

卓球部では、彼氏持ちや強い人の制服のリボンをもらいたがる、、、そんな風習をもとに、中学生の主人公が手探りで、卓球や受験や親友や彼氏に関して自分探しを追及していく物語。

いろいろ紆余曲折ありますが、いろいろなことに関して、良い方向に進んでいくので、親としても子供に安心して読ませられる内容になっています。確かに中学生って、夢とか受験とか友人関係とかについては悩む年頃ですね。少しでも変にぐれてしまう子が少なくなるように、この本を読ませたいです。