「ゆかいな さんぽ」 なかなかよいと思う みんなの声

なんと言っていいのか、落書きのような不思議な絵にびっくりしてしまいました。
ふしぎな味わいの動物が連れだって散歩しているのです。
その鳴き声のつながりに舌を噛みそうなお話です。
一方鳥たちの一行も、どれが誰の啼き声かわからないつながりで登場します。
両者が一緒になったら、それは読む方も大変です。

モノカラーの絵で動物がややふざけたシルエットで描かれておる。表紙に描かれておる動物たちが鳴き声をあげながらさんぽするという内容なのじゃが、擬音語に溢れておるので悪ノリしながら読み上げることができる。爺としてはありがたい一冊じゃ。

白黒な絵本です。
以前読んだ「ぶたぶたくんのおかいもの」を思い出しました。
こぶたが散歩にでかけ、たくさんの動物たちと出会いますが…。
動物たちの表情が良いなと思いました。
白黒の絵も味がありますね。
擬音も楽しい絵本でした。

ウサギやシジュウカラなど、たくさんの動物が登場していますが、子供たちが注目したのは、ブタです。
「ぶたぶた」と鳴きながら二本足で歩く、その姿。
同じ作者さんの作品「ぶたぶたくんの　おかいもの」でも、「ぶたぶたくん」というそっくりなキャラクターがいたので、思いだしました。

ページをめくると、表紙からのイメージとは違ったアニメチックな絵にちょっとがっかりましたが、
文章はしっかりをしていて、読みやすかったので安心しました。

動物が次々と登場しますが、次に来る動物がすでに描かれていて、そこは作者の計算なのかなと思いました。
途中でコロッと場面が変わって、違う動物グループになるところが、子どもが気持ちを添わせられるか？
みんなが出会うところからが、クライマックスですが、ひたすら鳴き声だけなので、オチが引き立つように思いました。

クラスの読み聞かせには向かないように思いました。
少人数でわいわい楽しみたい絵本です。

こどものともが好きなのでこの絵本を選びました。表紙がグラデーションで表現されているのが素敵だなと思いました。主人公の散歩の道連れがだんだん増えていくのが楽しかったです。それぞれの個性が光る鳴き声を披露しあうのが良かったです。やっぱり友達っていいな！と思える絵本でした。モノトーンで表現してある中身も潔くて良かったです。

『ぶたぶたくんのおかいもの』の辻方さんの作品で、ぶたぶたくんと思われるぶたとほかの動物がお散歩に行く話です。
何よりも動物たちの絵が独特でとくにトラには驚きます。
ストーリーもリズミカルで楽しく読める一冊です。
子どもと笑い転げて読めました。

動物好きの我が子、泣き声も大好きです。
それがあれこれいっぱいでてきて、最後は大合唱・・
とっても大喜びだったのはいうまでもありません。
お話自体は動物たちが誘い合って散歩にでる、という
簡単なものだけにその分も動物たちの鳴き声が楽しめて
最後はげらげら笑える楽しい本でした。

まりん♪さんの感想を読んで、我が家にもあることを思い出しました。
絶版なんですか〜？我が家のは、比較的新しい物で、１９９８年発行の’６４〜’７２こどものともコレクション第１刷というものです。（何年か前に、生協でまとめ買いをしました！福音館に問い合わせてみると、意外と手に入るかもしれませんよ。）

カラーページはなく、白黒だけで描かれているのに、にぎやかな散歩にぴったりマッチしてるのが不思議です。
語り口も「〜がね、〜しました。」とか「〜したんですって。」など、小さな子に話しかけるみたいな優しい言葉になっています。
鳴き声のオンパレードと、とらの顔に、大きい子も大ウケします。

　ぶたくんが友達を誘ってさんぽをするんだけど、みんな声をだしながらさんぽするので、反対方向から来る鳥たちと会った時は大変。いろんな鳴き声が混ぜこぜになって、うるさいうるさい。
とってもゆかいなさんぽです。