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ゆきむすめ」 みんなの声

ゆきむすめ 作:内田 莉莎子
絵:佐藤 忠良
出版社:福音館書店
税込価格:\1,100
発行日:1966年
ISBN:9784834000931
評価スコア 4.59
評価ランキング 5,273
みんなの声 総数 40
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40件見つかりました

  • 【内容】子どものいない老夫婦が、雪だるまを作ったら、本当の子どもになった。喜んだ二人は、その子を大事に育てる。夏になって、近所の女の子たちが遊びに行こうと誘いに来たが…
    あまりにも儚く、切ない、老夫婦の物語。

    【感想】生き生きと動き回る人物の絵が素晴らしい。必要最低限の線と素朴な色だけで、ロシアの田舎の質素な老夫婦の生活や人柄、季節の移り変わりが伝わってくる。現在もそうだが、子どもが欲しい人に限って、なかなか授からない。授かっても、思うような幸せが手に入らない…二人はその子に良かれと思ってやったことが、裏目に出てしまったラストシーンは、あまりに切なすぎて深く心に刻まれる。
    ゆきむすめも、友達も、その子が雪でできていることを理解していたのだろうか?また次の冬になったら戻ってくるのか?意外と負けず嫌いな性格はどうにかならないのか?老夫婦はけっこうお金持ちじゃないか…などなど、ツッコミどころが満載だが、上品な話なのであまり興味本位のツッコミは控えようと思った。(…で、どうなのさ?)

    投稿日:2018/09/12

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  • 1番好きなゆきむすめ

    絵がロシアのイメージにとても合っていると思います。
    この絵本のゆきむすめが1番素敵です。

    お話は、儚く切ないです。
    息子は「リッカロッカ(おかあさんといっしょの歌)みたいにまた会えるよ。また作ればいいよ」と言っていましたが(それも希望があって良いので否定はしませんが)。成長に連れて、切ない部分も理解出来るようになるだろうと思います。

    投稿日:2015/02/24

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  • 女の子は消えてしまう運命?

    ゆきから作られたゆきむすめ。
    たきびのとびこえごっこをやることになってしまい
    とけて消えてしまいます。
    娘は「なんでそういうことさせるのっ!?」と怒って
    いました。
    おじいさんとおばあさんのもとにやってきた子どもって
    男の子は活躍しても戻ってくるけれど、女の子は消えて
    しまう運命なのでしょうか。かぐや姫だってそうだし。
    まあ、昔は女の子はおよめにいって、生家にはなかなか
    戻ってこられなかっただろうから、たとえ、突然あらわれた
    ゆきむすめやかぐや姫じゃなくとも、こういった感じだった
    のかもしれないなあと思いました。

    挿絵が『おおきなかぶ』の佐藤忠良さんだったので、つい
    途中でおおきなかぶのフレーズもいれて読んだりなどして、
    娘に怒られました。

    投稿日:2015/01/19

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  • 格調高い文章と挿し絵

    同じ「ゆきむすめ」のおはなしは、スズキコージさんが絵を描いたものを読んだことがあります。こちらは格調高い文章と挿し絵で、とても昔話らしい絵本だと思いました。
    厳しい冬から美しい春、そして短い夏と、ロシアの四季がよく分かる構成になっていて、心に残りました。
    同じおはなしを違う絵と文章で読み比べると、それぞれ味わいが異なって、また楽しいです。

    投稿日:2015/01/06

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  • 切ない

    ロシアのお話ということです。
    寒さの厳しい国ですから、こんなお話もうまれたのでしょう。
    娘ができて、幸せなおじいさん・おばあさんだったのですご、別れは突然に・・・
    はかなく消えた娘が、悲しくて切なかったです。

    投稿日:2013/12/27

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  • せつないです

    息子が幼稚園の図書室から借りてきました。
    自分で途中まで読んでいて続きが気になったそうです。

    子供のいない老夫婦にとって、ゆきむすめと過ごした時間は
    甘く温かいものだったに違いありません。
    最後にゆきむすめが空に行ってしまった、
    その後の老夫婦をこの絵本では描いていませんが
    きっと涙に明け暮れたことでしょう。

    息子と「淋しいね。悲しいお話だね。」と最後はしんみりしてしまいました。
    きっと来年の冬にもう一度ゆきむすめを作ると思うよ!という息子。
    もう一度ゆきむすめが出てきたら、次の夏は家に閉じ込めておくのだろうか?
    お友だちと外で遊ばせるのだろうか?
    息子といろいろ話し合うことができた絵本です。

    投稿日:2013/10/09

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  • 描かれない部分を想像する

    懐かしい、見たことのある表紙とタイトル、
    印象に残っていたお話です。思わず手に取りました。

    子どものいないおじいさんとおばあさんが雪で
    作った子ども、ゆきむすめは大切に育てられます。
    しかし、晴れた日や夏の日には外へ出るのをいやがるゆきむすめ。
    そこへ女の子たちが森へ遊びに行こうと誘いに来て…

    何とも言えない喪失感、切なさが残るお話です。
    息子も何度も読むようせがんできますが
    神妙な顔で毎回聞いています。

    どうしてゆきむすめが晴れた日、夏の日をいやがるのを
    おじいさんたちが分かってあげられなかったのか、
    どうして女の子たちは危険な遊びを始めたのか、
    どうしてゆきむすめは誘いを断りきれなかったのか、
    回避できる選択肢はあったはずなのに…、
    悲しい結末になってしまった原因を振り返らずにはいられません。

    でも、起きてしまった現実は受けとめなければならない。
    このお話を読んだ後はまず、物語に描かれていないその後の、
    おじいさんおばあさんたちの姿を想像せずにはいられません。
    そこから何を思うか、どんな物語として自分の中で消化するか、
    子どもは自分なりにこの結末に解釈をつけるでしょう。
    毎回読よみっぱなしにしていますが、息子がもう少し
    大きくなったら、どんな感じ方をしたのか聞いてみたいですね。

    投稿日:2013/01/18

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  • 物悲しいお話

    • 土筆さん
    • 30代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子5歳、女の子3歳

    4歳と2歳の子供たちに読みました。
    最後は子供たちもしんみりとしていました。
    美しい絵とお話ですので、多くの幼児達に読んでもらいたいです。

    投稿日:2011/03/05

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  • とけてしまう・・・

     子どものない老夫婦に子どもができました。

     雪でできた白い肌の女の子。

     ふゆの寒いうちは、元気だった女の子がなぜかあたたかくなっていくと次第に元気がなくなっていく・・・
     
     大人は、雪でできているからだよね!とわかるのですが、子どもはどのように感じてお話を聞いているのか、子どもとの絵本の時間を振り返り、知りたくなりました。

     絵本は、非現実的空間にパッと行くことができる!!そんなところに空想の時間のおもしろさがあるのだと思いました。

    投稿日:2011/02/27

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  • 親の気持ち

     最近、とにかく悲しいお話はいやだと言うようになった娘。少し前までは、悲しい「ストーリー」と受け止めていたのが、今はもっと深く、現実的な部分で、心に突き刺さってくるものがあるようで、反応の仕方がまったく違ってきました。「ゆきむすめ」も、その中の1冊。

     雪から生まれた奇跡よりも、焚き火の上で消えていった現実、物語には書かれていないその後の、おじいさん、おばあさんの悲しみのほうが、より強く娘の心に迫ってくるようでした。
     「かぐやひめ」など、日本の昔話もそうですが、我が子のように慈しみ育ててきた子が、ある日突然「元の世界」へ帰ってしまうのは、残されたものにとっては本当に辛いことですよね。幼い娘にも、親の気持ちがわかるんだなあ、と思いながら、絵本を閉じました。

    投稿日:2010/09/22

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