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キャベツ姫」 みんなの声

キャベツ姫 作・絵:エロール・ル・カイン
訳:灰島 かり
出版社:ほるぷ出版 ほるぷ出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2002年
ISBN:9784593504107
評価スコア 4.68
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みんなの声 総数 18
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  • 短気は損気

    おこりんぼうで口が悪い王様が悪態ばかりついていたら、本当にその通りになってしまったというおはなし。
    絵が繊細で美しいので、お姫様がキャベツになってしまったり、お妃さまがめんどりになってしまったりというあり得ない展開も、なぜか綺麗で、何だか違和感なく読めました。
    短気は損気とはよく言ったものですが、私自身も考えさせられる物語でした。

    投稿日:2021/06/11

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  • 相性の良いカップルに・・・・・

    むかしむかしあるところに、それはそれはおこりんぼうの王さまが

    おりました。「この森の主であるお方が、あなたの姫を、息子の

    花嫁にと、望んでおられます。」と、言われて怒った王さまは、

    つい悪口を言ってしまいます。すると王さまは、悪口が全て本当

    になる魔法をかけられてしまいます。おきさき様は、めんどりに、

    お姫さまは、キャベツに。侍女たちは、ウリ・トマト・にんじん・豆

    といろいろな野菜に・・・・・・

    大臣たちは、ぶたに、総理大臣は、やぎに・・・・・

    王子は、くじゃくに・・・・・

    美しい若者が現れて、キャベツを、「わたしが一番好きな野菜は

    キャベツだ。だからこの、素晴らしく綺麗なキャベツこそ、姫に

    違いない」と、キャベツ姫を選らんだので、魔法がとけました。

    きっと相性のよいカップルだと思いました。

    王さまはといえば、カッとして酷い言葉を言うことのないよう、

    よく気をつけるようになりました。

    わが身にも多いに気をつけたいと思いました。

    投稿日:2019/05/04

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  • 口はわざわいのもと

    短気で口の悪い王さまに降ってかかった災難物語。
    森の王も、失礼千万だと思うのですが、読んでいる方はル・カインのユーモラスな絵と意地悪なお話を堪能出来ました。
    王さまが人を罵るたびに、人々は鳥や野菜や豚に変わっていきます。男が月にまで飛ばされるに至っては、人の不幸が滑稽に思えたりして…。
    お話もル・カイン作。
    きっと楽しんで出来た作品に違いありません。

    投稿日:2015/03/11

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  • 礼儀正しくね

    この話は暴言のひどい王様が森の王様に呪いをかけられ、大変な思いをするというお話でした。オオ様の吐いた暴言通りに周りの家臣たちが変わっていくというストーリーが子供ながらにちょっと怖かったみたいで、暴言吐かないって言っていました(笑)絵本のコーナーにあったのですが、大人が読んでもとっても楽しかったです。

    投稿日:2013/06/19

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  • 悪態ばかりついている王様が、森の王の息子の結婚の申し込みを断ったら、悪態が本当になる呪いをかけられてしまいます。后はめんどりに、姫はきゃべつに、王子はくじゃくに、大臣は豚、総理はヤギ、、、、そして自分を嘆いたら城までぼろぼろに、、、。そこで偶然出会った若い男が姫を見つけ、選び出してくれます。すると魔法はとけ、実は男は森の王の王子、、、。全て元通りになりめでたしめでたし。

    悪態をつくことは良くないと教えてくれる絵本です。悪態って、つかれた方は心のキズになります。たぶん、きゃべつやめんどりになってしまうくらい。でも悪態をついたほうはたいていそんなショックを与えると思わず自分がすっきりしたくて言うだけですよね。子供に考えてものを言うよう教えやすい絵本だと思います。5つ☆。

    ただし、、、文章はかなり長いので読むのは大変です。読み聞かせしたのですが、4歳の娘でも少し集中力が切れそうになっていました。小学校になった子に自分で読ませるのがいいのかも?

    投稿日:2012/10/31

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  • 言葉の使い方

    「ことば」は人を勇気付けることもできますが、使い方によっては傷つけてしまうこともあります
    このお話は後者の「傷つける」言葉を抑えきれない王様のお話です
    再三注意を促されたはずなのに、こともあろうに娘の王女までもが犠牲に・・・・
    不用意な発言で「キャベツ姫」にしてしまったのです

    人って言った事は忘れても言われたことはいつまでも覚えているものですよね
    このお話を読みながら自分もそんなことなかったかな〜なんて考えてしまいました
    お話そのものはハッピーエンド、イラストも古典的で細かくてきれいです
    文章が長いので小学生からお勧めします

    投稿日:2012/06/11

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  • 文句のタネが現実に

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子18歳、男の子16歳

    何とも不気味な題名です。
    おおよそ、姫の名前には不向きなキャベツ!?
    幻想的な絵が魅力の、エロール・ル・カインの作ということで、セレクト。
    予想通り、エキゾチックで中世風の創作寓話でした。
    おこりんぼうの王さまがいて、いつも文句を言って怒ってばかりだったのです。
    ある日、森の中で出会った不思議な男に、いつものように無礼な口を利いたために、
    呪いをかけられてしまうのです。
    王さまの悪口が現実になる、と。
    かくして、ついついいつもどおりに怒ったために、姫もキャベツになってしまった、
    という次第。
    もちろん、周りの人々も、野菜になったり、クジャク、鶏になったり。
    この造形が、実に迫力満点です。
    いくら呪いとはいえ、身から出たさび。
    王さまの反省も今度ばかりはよく効いたことでしょう。
    実に見事な寓話で、大人も子どもも考えさせられます。
    訳者のあとがきもぜひ読んでほしいです。
    このストーリーをさらに深く味わえますよ。

    投稿日:2012/05/30

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  • 口うるさい王様の悲しみは?

    キャベツ姫というタイトルも表紙の絵も魅力的でした

    エロール・ル・カインの絵はなかなか おもしろくきれいな色使いですね!

    仮面の男の人がこのお話のナレーターなのでしょうか?

    創作の劇を見ている様で すごくお話の世界のおもしろさが味わえる喜劇です
    口うるさく 口の悪い王様 おきさきさまの優しさが対比されていて この時代は王様の権力はすごいものがあったのでしょう!
    おきさき様の優しさが キャベツ姫を育てたのでしょうね、きっと!

    王子様は 「イカレポンチめ。 あたまのなかみも、 くじゃくなみじゃ」という王様のせりふがありますが・・・・

    くじゃくはそんな風にイカレポンチ? 喜劇の極みです。おもしろい表現が 日本とは違う シンガポール生まれの作者の感覚なんですね

    しかし 笑いの壺は 同じところがあるのは 灰島 かりさんの訳のおかげかもしれません(喜劇のおもしろさが楽しめました!)

    キャベツ姫の美しさ!  森の王様の息子王子と結ばれハッピーエンドなんですが・・・・
    王様の悲しみが 伝わるのです! なんだか からまわりしているようで、 こんな王様が納める国はどんなかしら?
    王様に使える家来たちも ブタの顔(おもしろい!) おろかな王様なのでしょうね・・・・・
    喜劇の好きな方にお奨めの絵本です!

    投稿日:2011/05/13

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  • ころがっている野菜は姫と侍女!!

    • たれ耳ウサギさん
    • 40代
    • ママ
    • 群馬県
    • 女の子19歳、女の子17歳、女の子15歳

    題名からペロー童話かグリム童話だと勝手に思っていましたら、
    エロール・ル・カインの創作でした。

    とに角少しでも気に入らない事があると、周りの人をののしる王様を
    森の王が懲らしめるお話。

    森の王ののろいにより、王様の口から出た言葉で、気の利くおきさきはめんどりに、ナルシストの王子はクジャクに、そしてはずかしがりやの姫はキャベツに…
    そして気がつけば、王の周りには助けてくれる人がいなくなって
    いました。

    オタンコナス、アンポンタン、すっとこどっこい、へなちょこ等など罵倒の言葉がてんこ盛り。でもそのリズムのよさににやにやしながら読んでいました。

    相変わらずファッショナブルでミステリアスな挿絵は魅力的。
    ル・カインにかかると野菜も動物もおしゃれになりますね。

    読み聞かせに使いたい!!でも朝の10分では読みきれず、泣く泣く
    諦めました。でも、どこかで子供たちに紹介したいです。

    投稿日:2010/10/07

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  • ネーミングもストーリーもスパイスが効いて

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子14歳、女の子9歳

    エロール・ル・カインの絵本は、最近「アルフィとくらやみ」を読んだんですが、こちらの絵本はまた全く違った印象の昔話のような絵本でした。
    後書きには、その作者の想いとか、生い立ちとかが見えてくるので、私はこの部分を読むのが結構好きなのですが…。
    作者は1941年誕生、1989年没。と短い生涯だったようです。せっかく素晴らしい才能をお持ちだったのに、新作に出会えない事実に気づいてしまいました。う〜、残念。

    「キャベツ姫」いいです。ネーミングも、ストーリー展開も、とってもテンポがよくって、ちょっぴりスパイスが効いた感じがまた素敵でした。
    表紙の絵にもなっているキャベツになってしまった姫と、トマトやニンジンなどになってしまった姫の周りの侍女たちの姿を描いたページは、やはり他のどのページよりインパクトがありました。

    最後に登場する森の王の息子が、ちょっと…。私の好みからいくと、うぬぼれ屋の王子とどの辺が違うの?というくらいナルシストっぽい絵柄だったのが気になりましたが、そのほかはいうことありません!

    うちではまだ子ども達にお話ししていませんが、少々長い物語なので、聞いている時間を考えると、年齢の低い子にはきついと思います。
    高学年向けの読み語りなどにどうでしょうか?

    投稿日:2009/06/16

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