「うみべのいえの犬 ホーマー」 みんなの声

海辺の家で暮らす、老犬ホーマー。
みんなのペースに流されることもなく、焦ることも慌てることもなく、じぶんのペースで暮らしていて、すごくゆったりとした気分になれます。
ほしいものはないかと訊かれて、

“ほしいものは　ぜんぶある　ぼくには　みんなが　いるもの”

このひと言で、ホーマーがどれほどしあわせで満たされているかが、伝わってきました。
静かですが、とっても素敵なお話です。

老犬のホーマーには、お気に入りの場所の浜辺のポーチで静かに一日中過ごすのがなによりの幸せなんだと思いました。いつも誰もがホーマーに声をかけてくれるから寂しくはないのだと思いました。「ぼくには　みんなが　いるもの。」と言えるからみんなの行動を傍で見守っていれるから幸せなんだと思いました。年をとっても家族が傍にいてくれるのがいいなあと思いました。

そこにいつもいてくれるホーマー。
家族にとって、かけがえのないホーマー。
家のように安心で安らぎで、そして温かい、とても大きい存在。
温度や季節の空気感と、そこに広がる情景が実際に感じられる。
手から伝わる犬の体温と毛の感じを思い出す、ちょっびり切ない一冊です。

表紙の遠くを見つめる犬のやさしい表情に惹かれて手に取りました。
海の見えるポーチで一日中を過ごす犬ホーマー。みんなが誘いにきても「ぼくはいいよ」と言ってずっとそこにいます。
海辺の景色がとても美しくて見入ってしまいます。
「ほしいものはみんなあるもの」というホーマーの言葉が心に染み入りました。こんな風に穏やかに過ごせたら幸せだなぁ。

珍しく大学4年の息子が
「これは、いいんじゃない」とのコメントです（＾＾ゞ

「犬にとっていごこちのよいすべての場所に感謝をこめてーE.C.」

作者さんのメッセージ
素敵です！
ホーマーは、おじいちゃん犬なのかな？
見晴らしのよいポーチから
皆のことを見守っているみたい

家族の皆が
それぞれ誘いに来てくれますが
ホーマーは、朝から晩までそこにいるみたい

皆との交流が素敵なんです
皆もホーマーに無理強いはしないし
でも、必ず声をかけてくれるし
お土産とか
気遣いとか

でも、一緒に居る時がいいなぁ〜
自然な感じで
みんなの幸せな感じが漂ってる

夕陽が沈むと・・・・

細かい部分も描かれていて
女の子が犬の出入り口から入っていたり
家族写真にもホーマーだよね？とか
ねずみ、ミッケ！とか

心が温まる絵本でした
1日の終わりにいいと思います