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むげんことわざものがたり

むげんことわざものがたり(偕成社)

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ひとりひとりのやさしさ」 ママの声

ひとりひとりのやさしさ 文:ジャクリーン・ウッドソン
絵:E.B.ルイス
訳:さくま ゆみこ
出版社:BL出版 BL出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2013年07月15日
ISBN:9784776406143
評価スコア 4.27
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  • ほろ苦い

    私がカウンセリングを勉強している先生が、道元の愛語という言葉について、優しさは心の底に眠っているので、それをかきおこさなくてはいけないということを言われることがあります。

    読みながらふとその愛語のことを思い出しました。このお話の先生が言われる言葉の中に「ひとりひとりの やさしさが このせかいを ちょっとずつ よくして いくのですよ」という言葉があります。

    人の心を動かしていくのが優しさであり、その根底にあるのは愛。

    マヤに優しくできない「あたし」の中にも優しさは眠っているはず。でも周りを気にしたり、明日こそはと思っていたりしているうちにどんどん時間は経過していくのかもしれません。

    優しくしたいのに優しくできない、笑顔で笑いかけるだけでもいいのにそれすらもできない。簡単なようだけれどもできなくて後悔だけが残ったというそんな経験、子どもの頃にはあったかもと。

    「あたし」がこの経験を通して変わるきっかけになってくれたらいいなあと思いました。

    ジャクリーン・ウッドソン、何気ない子どもの日常の中に潜むほろ苦い経験を描くのがうまい作家だと思います。

    『百枚のドレス』にも通じる世界があるように思いました。

    投稿日:2013/10/13

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  • 2013年のベスト!

    • ちょてぃさん
    • 40代
    • ママ
    • 静岡県
    • 女の子12歳、女の子8歳

    2013年に発行された絵本の中で、私が選ぶベスト絵本です。読み聞かせ会にも最適で、小学校はもちろん、中学校の読み聞かせでも使用しています。新しい絵本だと、まだ読んだことがない人も多いけれど、読み聞かせを行ったクラスの先生も、くいつきがいい心に響く内要です。優しい心を持った子供達が増えていってほしいという願いを込めて、私の読み聞かせ会の18番の絵本になりました。

    投稿日:2014/02/04

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  • やさしさのさざなみ

     転校生で、しかも着ている服が古めかしいマヤ。笑顔で話しかけても、なかなか友達ができません。
     無視する女の子たちの態度も、よくわかります。
     イジメはどこででもあるんですね。なぜ、なくならないのか悲しくなります。

     マヤが学校に来なくなってから、担任の先生が「やさしさの授業」をします。マヤがいるときに、この授業ができなかったのかなと思いました。

     繊細に描かれた自然と、女の子たちの表情が、印象的でした。
     やさしさのさざなみを、世界にひろげていきたいです。

    投稿日:2013/12/24

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    1
  • 家が貧しそうな女の子の転校生がやってきた。私は、人の目を気にして、どうしても、その子に優しくすることができなかった。その子は、最初はそんなことを気にせず、普通に話しかけてきていたが…。優しさは水の波紋のように広がっていく。シンプルなのにできない自分に問いかけてくるようなお話。絵が迫力あり。

    投稿日:2022/06/21

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  • やさしさのさざなみ

    ものすごく胸が痛い本でした。

    転校生のマヤ。
    その異質さに触れ
    仲間外れや嘲笑などで、はじいてしまう、あたし他大勢の子供たち。
    いじめの構図は似たり寄ったりで
    どこにでもあるのだなぁと、昔を思い出したりしました。

    先生が、洗い桶の水に小石を落とし、さざ波をたたせて
    「ひとりひとりのやさしさは、さざなみのように広がっていく」というのですが、
    私は、このたとえは逆ではないのかと思ってしまいました。
    マヤが小石で
    投げ入れられたがために、その異質さが伝播して、周りが動揺する・・。

    みんなが心にやさしさを持っていると同時に
    平気で傷つけてしまう残酷さも持ち合わせていると思っています。

    人の心は単純でいて複雑です。

    投稿日:2022/01/27

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  • 考えさせられる

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子8歳、男の子5歳

    『むこうがわのあのこ』『かあさんをまつふゆ』など、
    ジャクリーン・ウッドソンの作品を読んだことがありますが
    どの作品も子どもの心の動きをうまく描き出し、
    読んでいる私たちにも課題を投げかけてくるのが
    うまい作家さんだなと思います。

    読みながら、小中学生のころ、
    昔あからさまじゃなくても
    こんなふうに感じたことがある、
    他の子がそういう態度をとっていても
    注意してあげられなかった、
    見て見ぬふりをしたという
    嫌な思い出があります。

    でも、この絵本みたいに
    傷つけて、去ってしまった後では
    何もできない、
    じゃあ、今後どうするの、
    また同じようなことがあったとき、
    同じように後悔し続けるの?
    考えさせられるお話だと思います。

    息子たちも静かに聞いていました。
    きっと、何かしら感じるものがあったのだと思います。

    投稿日:2020/09/18

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  • 読んだ後、何とも言えない気持ちが胸の中に広がりました。

    • 梅木水晶さん
    • 30代
    • ママ
    • 山形県
    • 女の子3歳、男の子0歳

    子供って時に残酷ですよね。後悔してもマヤはもう戻ってこないのだから、初めから笑顔で接していればよかったのに…。何がクローイをそういう行動に走らせたのかな…。我が子は決してそんな子には育てるまい。皆に優しく、皆と仲良くできる子に育てよう。

    投稿日:2014/12/02

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  • さざ波が広がって

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子19歳、男の子17歳

    『EACH KINDNESS』が原題。
    小学生の少女クローイのクラスに女の子マヤが転入してきます。
    でも、みすぼらしくて、変わったお弁当を食べているマヤを、
    クローイたちは受け入れることが出来ないのです。
    やがて、マヤが登校しなくなり、転校。
    クローイは事の大きさに気づくのです。
    担任の先生が、優しさについて説明するくだりが印象的です。
    洗い桶に水を入れ、そこに小石を落とし、さざ波を見せるのです。
    優しさとはそのさざ波のようなもの、という例えは、実に的確ですね。
    結局後悔の念で終わる余韻に、考えさせられるものがあります。
    道徳の教材にいいかもしれませんね。

    投稿日:2013/09/20

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