グリムの昔話です。
この絵本は、昔話ならではの良さを巧みに表現していて、昔話絵本として本当に優れています。
同じお話しを伝えるなら、ぜひとも、この絵本で。
おおかみしんだおおかみしんだ に、抵抗のある若いパパママもいらっしゃると思いますが、この絵本を誠実に読む限り、心配ないと思います。
こやぎたちに心を寄せて聞けるように、きちんと描かれています。
6匹を食べられたお母さんやぎの悲しみも、自分のことのように強く感じているのです。
そんな、子どもたちにとっては、オオカミが死んだことは、困難が去ったという大きな喜びでしかないのです。
最後に、お母さんやぎに見守られながら、安心して眠る絵がいいですね。