3歳語辞典(小学館集英社プロダクション)
大爆発する息子の言葉を父がエピソードとともに記録した、クスリと笑えてちょっぴり泣ける新感覚エッセイ
みんなのいえ(文溪堂)
たしろちさとさんデビュー作が待望の単行本化!
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猫が乗るほど大きなクレヨン。あっさりと「こんなにおおきいのです」と始まってしまう長新太ワールド。こどもたちにはさほど驚きも違和感もなく受け入れているようです。 びゅーびゅーとぞうくんが描く絵に他の動物たちからクレームが。こどもたちが自由に描く絵、大人がごちゃごちゃ言ったらつまらなくなるだろうなと考えさせられました。 もっともっと広い場所で、どんどん自由にこどもたちと絵が描けるといいな。
投稿日:2016/02/29
「おおきい」ブームの息子に、図書館で借りてみました。 ページを開く前から、表紙のクレヨンを見て、「おおきい!おおきい!」と興奮していました(笑) 開いてもやっぱり「おおきい!」と大興奮! ぞうがクレヨンで描くところは、息子も一緒になって「びゅーびゅー」と手を動かします。 動物たちが「勘違い」するところや、ぞうがライオンに怒られるところの面白さについてはまだ理解できていないと思いますが、クレヨンでぐるぐるし始めた息子には十分楽しめているようです。 お話は短いですが、けっこう長く楽しめそうな絵本で、私も気に入ったので、購入予定です。 今度誰かのお祝い事があれば、クレヨンとセットでプレゼントしちゃおうかな、と思いました。
投稿日:2015/04/14
長 新太さんは おもしろいな〜 発想が豊かで笑えます 「ぼくのくれよん」 こんなタイトルですからどんなお話かな? 大きなくれよん なんとぞうさんの くれよんなんだ ダイナミックな描き方 青でおおきないけ?(かえるさんもたまげたね) あか 火事とは ダイナミックな描き方でおもしろいな〜 きいろ ばなな ライオンさんがおこるところ 笑えます ぞうさんは もっともっと 描くのです 今度は どんなダイナミックな絵を描いてくれるのか 続きが 楽しみです おちゃめなぞうさんですね〜
投稿日:2014/12/28
2歳の時から持っていますが、3歳9ヶ月になった今でも大好きな1冊です。 話は短いのですが、見開き1面、びゅー、びゅーとクレヨンで塗りつぶすぞうさんの描きっぷりが気持ちいいです。 最後にまだ描きたりないぞうさんがくれよんを持ってびゅーっと走ると虹ができるのですが、ここが娘は大好き。 毎回「にじー」って大声を出しています。 いつまでも、このぞうさんのようにのびのびとお絵描きを楽しんでほしいので、これから大きくなっても時々読んで行きたいなと思っています。 幼児のお絵描きのようなクレヨン画の動物たちが実は本当に素敵に描かれていて、とってもいきいきしています。これは何の動物かなーとお話するのも楽しいひとときです。
投稿日:2014/02/18
3歳の娘と5歳の息子に読み聞かせをしました。 まず表紙がクレヨンということで読んでみたくなりますよね。 娘はまだあまり本に興味ありませんがこの本はためらうことなく 読んでもらう気になったようです。 ぞうさんが大きなクレヨンをもって画用紙に絵を描きます。 といっても青を全体にぬるだけ。 それを見てカエルが池とまちがえて飛び込みます。 ちがうかったので帰っていきました。 その後も赤にぬりつぶし、黄色にぬりつぶし ことごとく動物たちが間違えるのですが・・・ 最後はなんだかシュールな感じです。 絵も内容もとてもわかりやすく それでいてなんだかおもしろい。 大きくなっても読みたい本です。
投稿日:2012/02/23
子供たちがクレヨンを握ってお絵描きを始めた時と同じように、きっとこのゾウくんもお絵描きが止まらなくなってしまったんでしょうね。とってもクレヨンの魅力が表現されていて楽しかったです。こんなに大きなクレヨンはないけれど、子供たちにどんどんもっともっと自由にのびのびとお絵描きを楽しんでほしいな、と思える1冊でした。
投稿日:2023/02/13
大きな大きなクレヨンは、ゾウのクレヨン。 ゾウが大きなクレヨンで描いた絵は、大きすぎて森の動物たちを困らせてしまいます。 ついにライオンに怒られてしまいますが、描き足りないゾウはクレヨンをもってかけだしました。。 駆け出した後ゾウががどうなったかは描かれていません。 「やりたいことがあるなら、駆け出してしまえ」という挑戦を応援するメッセージを感じました。 一方で、やりたいことをやると、怒る人や、迷惑をかけてしまうことがあるという現実や、 (ゾウが絵を描くのが好きか描かれていないので)使命(クレヨン)に好きかどうかは関係ない、振り向かず進めというメッセージにも読み取れました。 メッセージ性の強い絵本だと思いました。
投稿日:2021/08/01
誰のクレヨンか? はたしてわかるだろうか。 先入観を打ち壊しながら、物語は進む。 クレヨン、というと、大人の指くらいの太さ、長さで、匂いや触った時の感じなどを具体的に思い浮かべることができる。 しかし、この絵本のクレヨンは、〇〇のものだ(絵本を是非読んで、自分で体感して欲しい)。自分が今まで体験した「クレヨン」のスケール感が崩壊。新しい感覚が植え付けられていく。 実に壮大な話で、どうってことのない内容であるが、妙な爽快感があり、やっぱり何度も読み返してしまい、何度読んでも面白くて、素敵な絵本だと思う。そしてしばらくしてからまた読み返してみたくなる。 画面の中で、クレヨンや登場する動物たちが、前のページと大きさが違ったりする。自由に伸び縮みする世界を楽しむ。大きさ、というのは、案外、見る人によって違うものかもしれない。 その時の気分によっても感じ方が違うし、結構いい加減なものなのかもしれない。 やわらかい頭で過ごせたら、きっと楽しいに違いない。 ガチガチになった心と体もほぐれて、楽になった気がする。 こんな妙な話を考えた作者は偉いと思う。 作者も、仕事をしながら、自分の使っているクレヨンを見て思いついたのか、散歩でもしながら急に思いついたのかわからないが、それを形にしてみんなを楽しませることができて、よかった。 つかみどころのない話だから、作者が捕まえなければ、今頃どこかの宇宙を漂っているかもしれない。
投稿日:2021/06/08
クレヨンというのは、「石鹸・蝋・脂肪などに各種の顔料をまぜて棒状に造る」と「広辞苑」に出ている。「学童などが用いる図画用の絵具」ともあるように、ほとんどの子どもが使ったのではないだろうか。 色鉛筆と違って、削らなくてよくて、描いていく感触も柔らかいのがいい。 漫画の「クレヨンしんちゃん」とか児童書専門店の「クレヨンハウス」とか、やはり子供と関係して馴染み深い。 そのクレヨンを題材にして、「ナンセンスの神様」という異名のある絵本作家の長新太さんが描いた作品が、この絵本です。 一本のくれよん(絵本の表記がひらがななので、以下ひらがなで)がまず出てきます。 大きな丸太のように、とても大きいのです。 どうしてかというと、ぞうさんのくれよんだからです。 ぞうさんが青いくれよんで大きな丸を描くと、まるで池みたいにみえます。 まちがってカエルが跳び込んだりします。 赤いくれよんで描くと、火事みたいに見えます。 動物たちがあわてて逃げ出します。 黄色のくれよんで、大きなバナナを描きましたが、もちろん食べられません。 ぞうさんの大きなくれよんは、人騒がせなくれよんです。 ページを開くと、子供たちの歓声と笑い声が弾きでるような作品です。
投稿日:2021/04/04
長新太さんらしい、何ともダイナミックな作品です。 猫の体よりも大きなクレヨン。 これを使ってゾウがお絵描きをするんですが、湖にバナナに火事に。突拍子もないものばかり。バナナを描いた時には食べられないので、ライオンにおこられる始末。 えっ、そんなアホな!と思いつつも、何だか受け入れられてしまうのは、長新太さんワールドだからでしょうか。
投稿日:2021/01/18
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