まほうのさんぽみち(評論社)
絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。
はっけんずかんプラス 妖怪(Gakken)
しかけをめくると妖怪が登場!今大人気の本格子ども向け図鑑
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書店へ行き何か新しい出会いを探している時、決して「断捨離」や「片付け」のコーナーに立ち寄ってはいけません。 というのは冗談ですが、そう言った魔法にも近い言葉に出会うと、急速に自分がほしかったものへの欲がしぼんでしまうことがあります。 ピウスは自分がこつこつと集めた収集品を「ときめきのへや」と呼ぶ部屋に所蔵していました。 一番大切なものをけなされて、それを捨ててしまうのです。 大切なものってなんでしょう?人にけなされてもずっと持っていたいもの、それをなくしてしまったら生活に潤いがなくなってしまうようなもの。 物に対する価値観は人それぞれだと思いますが、物にこめられた思いや思い出があるから大切なものと言えるのかもしれません。 自分にとって大切なものとは?と改めて考えてみたくなるお話でした。
投稿日:2013/11/07
素晴らしい宝物を飾っておく部屋を作ったモリネズミのお話。 2013年刊行。(原書:2006年) 大人が読んでも、心に残る、ちょっと哲学的な絵本。 素敵なモノを集めて、集めて、自分の部屋をいっぱいにして、それを誰でも「見たい」人に見せてあげている。心が豊かな人生。 しかし、他人の意見を真に受けて、本当に素敵なモノを「つまらないもの」と思い込んで捨ててしまった。それからの彼の落胆ぶりと、周囲の人たちの反応が痛々しい。 いろんなことを考えさせられた。 自分の意見と、他人の意見は違う。 自分の人生なのだから、時には人の意見を聞くことも大事だが、一番大事なのは、自分が本当に大事にしているものを守り通すことだと思った。 あと、くよくよといつまでも後悔しないこと。 大事なことをいくつか教わった。 こういう風に自然な形で、心に大事なものが入って来る絵本に出会えてよかった。 話の内容は物静かな気がするが、その分、絵が派手で、いろんな細部にこだわりがあるので、絵を見ているだけでも楽しめると思う。
投稿日:2023/11/15
「ときめきのへや」!! なんだかわくわくするタイトルです!! 自分にとっての大切なもの。 それはやっぱり自分にしかわからなくて。 まわりの人がとやかくいうものでもなくて。 なんだかこの絵本からとても深いことを教えられた気がします。 娘の世界をこわさないように、 娘の大切なものを私も大切にできるように これから気を付けようと思いました。
投稿日:2018/10/26
7歳次女に読みました。とっても可愛らしい絵に魅かれて、私が選んだ絵本です。 モリネズミのピウスのお話です。ピウスは落ちてるものを拾って、それを自分のときめきの部屋に飾っているんです。ただのいしころを目障りだと言って、捨ててしまったことから、ピウスはときめきの部屋にあるものを全部他の人にあげてしまうんです。 他の人にとっては大したことないものでも、その人にとっては特別なものってありますね。大切なものについて考えさせられるお話でした。
投稿日:2017/04/10
道端拾った宝物を、コレクションしているピウス。 そのコレクションを飾っている部屋がときめきのへや。 でもその中でただひとつ誰からもつまらないと感じる宝物がありました… ピウスの初めての宝物。それは誰からも認められなかったのかもしれません。でも、自分のときめく心を咲かせてくれる種のような存在だったのかな?と思いました。 誰にでも子供の頃に恥ずかしくて話せなかった宝物やこだわり、ささいな夢のようなものってありましたよね。 ピウスの最初の宝物はそのような存在だったのかもしれません。 7歳の娘にも何か伝わるものがあったようでした。 このつまらない物の様でも、自分にとっては何にも変えられない宝物というところは子供のほうがより感じ取れるのかもしれませんね。 親として娘のときめきの種をむげにしないようにして、彼女の心の中にあるときめきの部屋をたくさんの宝物で満たせるようにしたいと思いました。
投稿日:2017/02/23
ものを集めるのが好きなネズミのピウスが、捨てられた物や忘れられた物を並べた「ときめきのへや」 とにかく絵が個性的。 特にときめきのへやが広々と描かれているページ。飾られているものをひとつひとつ見ているだけで飽きません。 中には一見、不気味?と感じてしまうものもあったけれど、不思議と親しみが持てるのは色彩が柔らかなパステル調だからでしょうか。 お気に入りの宝物をつまらないものと言われて気力を失ったり、 ときめきのへやをきれいさっぱり片づけて家にこもってみたり、 ピウスはいつだって自分の心に正直。 そして、潔い行動力の持ち主だと思いました。 心がからっぽになってしまったときには、思い切って“何もしない!” ということも一つの“行動”なのではないでしょうか。 心が動かないときには動かないまま休んでみたっていいじゃない。 きっと又そのうち自然に動きだしたくなるよ。 そうしたらまた新しいときめきを感じられるのでしょうね。 そんなことをピウスに教わりました。ピウスありがとう!
投稿日:2014/06/06
独特な絵に惹かれて手に取りました。 自分が気に入ったものを集めた「ときめきのへや」。 だけど、自分が一番気に入って飾っているものを否定されたら、悲しくなっちゃいますよね。 「ときめき」って、やっぱり素敵かも!って、なんだか再確認させられた感じです。 可愛いのか可愛くないのかわからないキャラクターの絵が、とてもお話にマッチしていました。
投稿日:2019/12/27
何でも気に入ったものは持って帰ってくる、モリネズミのピウスの収集癖には驚かされます。 でも、他人から見たらただの石ころだったとしても、意味の有るものなのですね。 断捨離と反断捨離を行き来するようなお話ですが、ときめきのへやもスペースに限りがありますからね。 処分する順番も重要かも。
投稿日:2019/02/13
片付けや持ち物を減らす特集を組むと、女性雑誌はよく売れるそうです。私も、もっと物を減らして家の中をすっきりさせたい!といつも思っています。子どもや男性はそんなことあまり考えないようですね。何も考えずに、どんどん持ち込む〜と困っているお母さんや奥さんが多いのでは? さて、その子どもの代表のようなモリネズミのピウスは、気になるものを拾っては家に持って帰り、棚に並べます。全部が宝物です。でも、一番のお気に入りを、みんなから「つまらないもの」と言われた彼は、一番のお気に入りを捨ててしまいます。ピウスは何をする気にもなれなくなり、宝物はすべて人に譲り、身も心も空っぽ。そんなある日、捨ててしまった一番のお気に入りの小石にとても良く似た石を拾ったピウスは・・・ 好きなもの、大切なものが身の回りにあると私たちは生き生きとし、楽しく生きることが出来るのですね。新たに、大好きな小石を棚に飾ったピウスの気力に溢れた顔といったら!不要なものは手放してすっきりと、でも一方、幸せな気分にしてくれる「もの」との出会いは大切にしたいな、と思いました。
投稿日:2014/08/21
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