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ボールのまじゅつし ウィリー」 パパの声

ボールのまじゅつし ウィリー 作:アンソニー・ブラウン
訳:久山 太市
出版社:評論社 評論社の特集ページがあります!
税込価格:\1,980
発行日:1999年
ISBN:9784566003897
評価スコア 4.53
評価ランキング 7,061
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  • 何度も読み返して欲しい作品

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    Ehon Naviに出会う前に、息子達と親子ともどもはまっていたのが、アンソニー・ブラウンの作品です。
    特に、ウィリーのシリーズはみんな大好きでした。
    全部読破したのですが、投稿していない作品ばかりなので、再度読むことにしました。
    この作品は1995年の発刊で、邦訳は1999年です。
    「こしぬけウイリー」が1984年、「ウィリーとともだち」が1991年の作品で同じウイリーが主人公なのですが、話の連続性はありません。

    「こしぬけウイリー」は自分に自信がないという設定、「ウィリーのともだち」は友達がいないという設定でしたが、今回は、サッカーが上手くないという設定です。
    物語の訴求のポイントが明確なので、どの一冊を読んでも感銘できるということなのでしょう。

    「ウィリーはサッカーが大好き。
     でも、サッカーシューズをもってない。
     買えないんだ」
    という文章で始まりますが、この買えないんだという一文に、この話の伏線がある気がします。
    ウィリーは、毎週サッカーの練習に参加するのですが、選手に選ばれたことがありません。
    ある日、練習の帰り道、一人でサッカーをしている子に出会います。
    流行遅れのジャージに、古いシューズといういでたちで、昔のパパが着ていたようなものらしいのです。
    二人は、黙ってパスの練習をするのですが、その子は、自分のシューズを差し出すといなくなってしまいます。

    ウィリーが、そのシューズで練習に参加すると見違える程上手くなって、次の試合のメンバーに選出されるのです。
    ウィリーは嬉しくなって、毎日練習に明け暮れます。
    試合当日、そのシューズを忘れてしまうのですが、実は、練習のお陰で本当に上手くなっていて、決勝ゴールを決めるのです。

    絵を良く見ていくと、その子が誰だったのか分かります。
    そのヒントが、隠絵としてあちこちに散りばめられているのが、アンソニー・ブラウンらしいところ。
    ウィリーは、今まで縁起をかつぎ、歩道の継ぎ目を踏まないで歩いていたのに、全然気にしないで歩き、自信がみなぎっているさまで終わるので、最高のエンディングです。
    絵の楽しさ、ストーリーの面白さに加え、諭すエピソードもあり、実に高い水準の絵本だと思います。
    是非、パパに読み聞かせして欲しい作品として、オススメします。

    投稿日:2011/03/20

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