「おばけのたんけん」 みんなの声

さくぴーとたろぽうのシリーズ３作目です。

縦長で、読み聞かせする側は大変ですが、子どもたちは首をあげて聞き入っていました。特に、『どどんここうえん』（子どもたちはどうしても「どろんここうえん」といってしまいますが）や、おばけじゃんけんの言葉のおもしろさには目をキラキラさせていました。

からかさおばけの友達２人も加わって、落とした下駄を探しに穴の中へ探検に行きます。

人間のさきちゃんやたろうくんは出てきませんし、さくぴーたちの家族も少しの登場ですが、楽しめます。

今後も３作目、４作目…と続いて沢山のキャラクターに出会えたら子どもたちも喜ぶだろうなぁ、と期待しています。

下の子が生まれてから忙しく、お兄ちゃんに絵本を読んであげる事がなくなっていた頃、「幼稚園で読んでもらった絵本がおもしろかった！」と息子が言ってきたのがこの絵本でした。「おばーけじゃんけん　ちゅるるん　ぽん」の所では息子と私２人で笑いながらじゃんけんをして読んでいます。また背表紙の裏側にさくぴー達が探検した穴の地図がかいてあって、息子はじーっと見ながら、迷路遊びのように指でたどって楽しんでいます。

おばけのさくぴーとたろぽうシリーズ３作目。
今回はからかさおばけも登場します。
縦に開くので、
おばけの浮遊感や洞窟の長さが、すごく感じられドキドキします。
縦効果がすごく生かされています。
知らなかったけど、おばけもドキドキするらしいんです。
娘もドキドキしながら読んでいました。
きっとさくぴーとたろぽうとからかさおばけのお友達になった気分なんでしょうね。

正直、縦長でページをめくるのが大変だったけど、
縦長のイラストはおばけの子供たちの探検する様子やハラハラ感が直接伝わってきて、かなり読み込めました。

「どどんここうえん」「きららこけ」など、聞き慣れない言葉がたくさん出てくるのも子供には面白かったみたいです。

いろんな魅力がたくさん詰まった楽しい絵本です。

縦長の本で上にめくり上げて読んでいきます。

基本的に、子供を膝に乗せての絵本タイムなので、少し読みづらいと感じました。
でも、読むにつれて、縦長の必要性が理解でき納得。

だんだん落ちていく感じは、とても面白かったです。

子供は、私が読む前に、保育園で先生に読んでいただいたようでした。
”お化け”という主人公も、かわいく害を与えないので、怖くなかったようです。
とても喜んで聞いてくれました。

上に開いて読むという絵本にこれまで出会ったことがなく、息子はそういう風に読むというだけで、とっても嬉しそうでした。
そして縦長の絵本のため、紙面いっぱいの洞窟の絵などはすごく迫力満点だし、ぴこちゃんの下駄を探したりするお話の面白さを倍増させてくれます。
それ以外にも、「おばーけじゃんけん　ちゅるるん　ぽん」とか面白い表現があり、息子はとっても楽しそうでした。

さくぴーとたろぽうシリーズは大好きなので選びました。子供はお化けの本が大好きです。そして兄弟ものの本も好きなのでこの本はうってつけでした。私の子供は弟のたろぽうが、からかさおばけの妹ぴこちゃんを責めたことを悪いと言ってました。からかさおばけのお兄ちゃんのぺたくんがしっかりしていて皆を励まし頼もしく感心します。私には兄姉がいないのでいたらよかったのにな〜と言ったら子供が「私が大きくなったらお姉ちゃんやん！」と言ってくれました。からかさおばけのぺたくんのような頼もしいお姉ちゃんに子供もなってほしいです。

こどものとも年中向き　２００６年４月号です。

おばけの兄弟、さくぴーとたろぽうが、からかさお化けの兄弟と遊んでいたら、急に雨が・・・。
みんなで帰る途中、うっかり下駄を穴に落としてしまったので、みんなで取りに行くことに・・・。

お化けといえど、子供です。怖いものは怖い。
それを歌を歌って切り抜けるところが、人間の子供と同じで、とっても親近感がもてました。
それに、子供も、自分も一緒に探検しているようで楽しかったようです。
でも、最後は、やっぱりおばけ。
おばけらしい解決方法で戻ってまいります。
こういうところは、羨ましい・・・。

似ているところと、違うところがどちらもあって、とても楽しいお話でした。