「小さなかがやき」 みんなの声

当たり前に生きていることが、なんと幸せで素晴らしいことなのか、あらためて突きつけられました。
紛争地帯を写し続ける長倉さんが、持ち寄った写真で、子どもたちはとてもあどけなく見えるけれど、その一瞬がとても大切なのだと感じます。
谷川さんの当たり前のようで、痛切な言葉の響きは、写真と一体となって心に突き刺さってきます。
「小さなかがやき」を大きくするのも、消してしまうのも大人だと思うと、未来の大人に訴えかけるものはとても大きいと思いました。

世界各国で一生懸命生きている人たちの取材をしてきたフォトジャーナリスト長倉洋海さんと、あの谷川俊太郎さんの素敵な写真と詩集をちりばめた本。表紙になっている二人の子供のきらきらした瞳の写真に魅かれて購入しました。子どもたちに、この広い地球には平和な国で幸せにしている子どももいれば、さまざまな困難に立ち向かって一生懸命がんばっている子どもがいる、ということを気づかせてくれる本だと思います。谷川俊太郎の詩も心にぐっとくる、涙があふれてしまいそうな言葉が織り込まれ、優しい気持ちを呼び起こしてくれます。大人から子どもへ、また愛しい人へのプレゼントに最適です。