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「うさぎとかめ」はあまりに知られているイソップ童話なので、目新しさはないのですが、多くの絵本作家が手がけているのは、その表現を楽しもうとしているからでしょうか。 ガルドンの描いたこの作品、かめがうさぎに挑戦するのに、勝つことをイメージできていることを、少し不思議に感じました。 うさぎのなまけぐせを見抜いていたのでしょうか。
投稿日:2022/07/19
この絵本は少し独特な雰囲気があります。 文章も、キャラクターも甘くありません。 うさぎが足の速さを自慢している様子が描かれ、かなり調子に乗っている印象を受けます。 亀も、かけっこで元々勝つ気でいるし、勝った後は教訓台詞。(説教好きじいさんのイメージ) 文も難しい表現のオンパレード。 文も、キャラクターも、好きかと聞かれるとそうでもないのですが・・とにかく絵にぴったりで、全体としてすごく美しいのです!! 出てくる動物はうさぎと亀だけではなく、ギャラリーとして狸、狐、鳥、ねずみ、虫などいっぱい出ていて、みんないきいきしています。 好みは分かれるとは思いますが、私はとても好きです。 (うさぎと亀には続きがあるみたいなので、興味がある人はぜひ検索してみてください。より教訓的です。)
投稿日:2018/09/04
長男が4歳の時に購入しました。 言わずと知れた『うさぎとかめ』の話ですが、考えてみたら、ちまたにあふれているのはアニメのような絵本ばかりですね。こちらはポール・ガルドンが描いていて、なかなか風情があります。 ただ、訳文が詩的というか歌みたいになっているのですが、こなれていないのか、正直なところあまり好きになれませんでした。(以前別の人の訳で出版されていたものの新訳のようです) 息子は、話をよく知っているせいか、すぐに飽きてしまいました。
投稿日:2013/11/07
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