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世界の国からいただきます!(徳間書店)

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あのひのクジラ」 みんなの声

あのひのクジラ 作:ベンジー・デイヴィス
訳:村上 康成
出版社:ブロンズ新社 ブロンズ新社の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2014年01月25日
ISBN:9784893095770
評価スコア 4.4
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みんなの声 総数 9
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  • 子どもクジラとさびしい少年

    父親がでかけている間は、一人ぼっちの少年ノイでした。
    浜辺に打ち上げられた子どものクジラに、ノイは自分自身を重ね合わせたのですね。
    表現力豊かな絵に引き込まれて、ノイの気持ちがとても共感できます。
    それだから父親の気づきも鮮明なのでしょう。
    父と子しか登場しない絵本だけど、ノイには心豊かに育ってほしいですね。

    投稿日:2021/12/04

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  • 父子

    ノイは、おとうさんと 6匹のネコと海の傍で暮らしています。

    おとうさんは、朝早くから魚釣りの仕事に出かけたきり、帰ってく

    るのが、暗くなってからでは、寂しいと思いました。

    海辺に打ち上げられた小さなクジラの世話をすることで、寂しさを

    紛らせていたんだと思うと不憫だなあと思いました。

    おとうさんがノイの寂しさに気づかずにいたのは、忙しすぎるから

    だと思いますが、気づいてあげることが出来たのはよかったです

    クジラの親子が仲良く泳ぐ姿をノイも喜べるように成長したと思い

    ました。

    投稿日:2019/10/17

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  • 可愛い絵とまっすぐな文章

    短くてシンプルな文章と、可愛らしい雰囲気の絵がとても魅力的でした。
    静かなお話だからこそ、伝わってくるものがあるし、心に響いてきました。
    ノイの気持ちに気付けないお父さん。それは、私たち大人みんなに当てはまるように思います。

    投稿日:2015/10/02

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  • 心地よい余韻が残る

    かわいらしい絵に惹かれて手に取りました。
    海のそばでお父さんとネコと暮らしている少年ノイが、浜でクジラを見つけるというおはなしです。
    静かでシンプルなお話ですが、寂しい気持ちや優しさやうれしさなど、心にせまるものがありました。
    心地よい余韻が残る絵本です。

    投稿日:2014/11/15

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  • 去りゆく夏にぴったりな一冊

     夏が終わっていくのはさみしい。
     来年になったら、また夏が来るのはわかっているのだけれど、去っていく夏は、やっぱりさみしい。
     だから、波の音も、鳥たちの鳴き声も、さみしそうだ。
     そんな季節にぴったりの絵本だ。

     作者のベンジー・デイヴィィスはイギリスの絵本作家。
     これまでも何冊か絵本の絵を描いていたそうですが、文と絵の両方を書いたのは、この絵本が最初だそうです。
     とてもやさしい絵を描く人です。
     とてもやわらかな言葉を紡ぐ人です。
     海の絵もたくさん出てきますが、静かな海、荒れ狂う海、雨の海、それぞれに表情がちがいます。
     そんな海の絵を見ていると、今年の夏に出会った海のことを思い出すのではないでしょうか。
     ちょうど、この絵本の主人公ノイが、嵐で迷子になった子クジラと出会って、別れたあと、思い出すように。

     ノイは海のそばの家でおとうさんと6ぴきのねこと一緒に暮らしています。
     おとうさんはさかなつりの仕事で毎日いそがしく働いています。
     ノイが海辺で迷子の子クジラを見つけた日も、おとうさんは仕事でいませんでした。
     だから、小さなノイはとってもがんばって、子クジラを家に連れて帰ります。
     子クジラといっても、浴槽をいっぱいにしてしまうくらい大きいのです。
     おとうさんにはないしょにしようとしていたのですが、さすがに見つかってしまいます。
     でも、おとうさんはそんなノイを叱りませんでした。
     ノイとおとうさんは黄色いレインコートを着て、子クジラを海に戻そうと、雨の海にボートを漕ぎだします。

     ノイにとって、子クジラと出会ったことも、海に還したことも、思い出になったことでしょう。
     そして、その記憶にはいつもおとうさんの姿があるにちがいありません。
     思い出って、いつも大切な人がそばにいるものかもしれません。
     その大切な人と別れることも、思い出になっていく。
     この絵本にはそんなことは描かれていないのですが、そんなことを考えてしまう一冊といえるでしょう。

     翻訳をしているのは、絵のタッチが似ている絵本作家の村上康成さんです。

    投稿日:2014/08/31

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  • かわいい話でした

    たまたま本屋の絵本コーナーで見つけ、その題名の不思議な魅力にみせられて読んでみました。

    実際に、日本の海辺に住んでいても起こりうる話のところが親近感がわきました。大概の場合、海辺に打ち上げらえたいるかやクジラは助けてあげることは出来なものですが、そこはお話しの世界! 助けてあげられて、しかもバスタブに連れて行ってあげるところがいいなと思いました。

    ノイのお父さんは、ノイが寂しいからクジラを連れて帰ったと思ったみたいですが、果たしてそうなのでしょうか? 私は、ノイがクジラを一人ぼっちで可哀相と思ったから連れて帰ったのかと思いました。その答えはどこにも描いてなかったけれど、いい親子関係ですよね。

    私は、ノイがクジラに色々な藩士をしてあげるページがとても好きです。バスルームのバスタブにクジラがいて、バスタブに寄りかかり、おやつを食べながらクジラに向かって話をしているノイが可愛くてたまりません。また、煮た魚を餌にもってっちゃう?! そこも可愛かったです。でも、お父さんがあんな熟睡している感じだったのに、すぐ気付いてくれるんですね。その辺も可愛らしかったです。

    とても短い文ですが、クスっと笑えて、最後にほっとする気持ちになれる絵本です。お薦めです。

    投稿日:2014/07/16

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  • ストーリーも絵も素敵!

    3歳2ヶ月の息子に図書館で借りました。

    お父さんが釣りの仕事に出ている中、
    小さいノイが浜辺に打ち上げられていた子どものクジラを助けて、
    自宅のバスタブに入れて世話をするのだけれど…というストーリー。

    ほっこりするストーリーです。
    お父さんがノイを抱きしめる絵にホッとします。
    そしてラストシーンも。

    かわいい絵が魅力的。
    色使いも私の好みだし、
    ノイの海辺の家もどんな構造になっているのか知りたいし、
    6匹の猫を探すのも楽しいです。
    ちょっとしたシーンで、鳥や猫の仕草を楽しめます。
    それから、海が荒れている絵が迫力あります。

    表紙、裏表紙の見返しが、親クジラと子クジラの影の絵となっていて、
    表紙の見返しは子クジラがちょっと離れて迷子になってしまいそうな絵、
    裏表紙の見返しは親と子が寄り添っている絵で、ストーリーに合っていて、
    それも良かったです。

    息子は結構気に入っていました。
    3歳を過ぎて、やっとストーリー展開を楽しめるようになってきたようです。

    投稿日:2014/05/28

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  • ノイとクジラ

     子どものクジラが、はまべにうちあげられました。ちかくに住む、男の子ノイが、クジラを家にはこんできました。
     
     ノイとおとうさん、いつもいっしょにいれないけれど、きずなの強さがつたわってきました。最後のページ、ノイとおとうさんのもとに、親子のクジラがやってきた場面が、いいなと思いました。

     あたたかな色あいでおおらかに描かれた絵がよかったです。ノイの表情がいきいきして楽しかったです

    投稿日:2014/04/26

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  • 父子の絆

    • きゃべつさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 男の子12歳、男の子9歳

    漁師の家に育った男の子が、ある日弱った子クジラを世話します。
    お風呂に入れたら怒られてしまうかなと思ったら
    お父さんは、温かく受けいれてくれます。そこから、海に帰すまでのお話です。

    ストーリーとしては、言葉少ない感じで進みますが
    そこに流れる父子の絆にしんみりとしました。

    生き物を助けてそのまま飼育してしまうというのは
    人間のある種のエゴでもあると思います。
    けれど、いちど助けてしまうと自然に帰すという選択もつらいです。
    そんな気持ちを父子の関係を通して、うまく絵本になってると思いました。

    男同士で通じる絆、クジラと少年の絆、どちらも少しはにかんだ感じで
    いいですね。

    投稿日:2014/04/12

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