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そうじきの なかの ボンボン

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にじいろのさかな」 みんなの声

にじいろのさかな 作・絵:マーカス・フィスター
訳:谷川 俊太郎
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,980
発行日:1995年11月
ISBN:9784062619516
評価スコア 4.05
評価ランキング 26,700
みんなの声 総数 214
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214件見つかりました

  • 今、共感できる本ではない

    表紙がきれいだったので、内容を知らず友達にプレゼントしたことがあります。
    今回、別の知り合いから頂き、初めて読んでみました。
    読み終わり、自分ならどうするか?娘に聞いてみたところ
    「ぜっっったいにあげない!!!」
    と言われました。
    「でもね、にじうおはね・・・」と言い聞かせるのは、どうかと思いやめました。絵本は自分で感じて欲しいので。
    もう少しおおきくなれば、感じ方はまた変わるでしょう。
    でも少なくとも、5才のうちの娘には、今、共感できる本ではありませんでした。

    翻訳本にありがちですが、谷川俊太郎さんの訳もしっくりきませんでした。

    投稿日:2013/11/10

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  • 挿絵が美しい!

    気になりつつも読む機会がなく、やっと読むことのできた一冊です。
    レビューを書くにあたり、先に皆さんのレビューを読ませていただいた
    のですが、評価が真っ二つに分かれていて、大変驚きました。

    ポイントはやはり、「銀のうろこ」の存在なんですね。
    「銀のうろこ」を持っていたから、傲慢な横柄な態度が身についてしまった
    にじいろのさかな。

    無邪気に「銀のうろこ」を欲しがった小さな魚(おそらく稚魚)に対しても
    傲慢で横柄な態度で接したという噂は、にじいろのさかなの印象を今までで
    一番最悪なものにしてしまったのでしょう。

    このことでみんなに無視されることになったにじいろのさかなは、たこに
    アドバイスを受け、宝物である「銀のうろこ」をみんなに分け与えることで、
    みんなとの距離を縮めることができるんです。

    その様子はまるで「銀のうろこ」で友達を買収しているようにも見え、
    レビューでの批判が絶えないのだと理解できました。

    そもそも、にじろのさかなが無視されるようになったのは、今回の出来事
    だけが問題なのではなく、それまでの傲慢な態度の積み重ねが原因なのだ、
    と思うんですよね。

    「銀のうろこ」を保有していたことで、周りの魚を見下していた魚。
    周りの魚は自分のうろこを褒めるためにいるのだと思っていた魚。
    「あそぼう!」と話しかけられても、無視して通り過ぎていた魚。
    そう、最初にみんなを無視したのは、にじいろのさかなの方ではないですか!

    他と違うところは、自分にとって最大の魅力ある長所であると同時に、
    最大の短所でもあると思うんです。
    にじいろのさかなにとって「銀のうろこ」は、まさに”それ”であり、
    「銀のうろこ」に頼りすぎてしまった結果、魅力が短所へと変わって
    しまったのかなと思います。

    そう考えると、たこのくれたアドバイスには、とても合点がいくんです。
    「銀のうろこ」が剥がされていくたびに、にじいろのさかなの凝り固まったプライドが
    徐々に剥がされ、そしてみんなと気持ちを共有する喜びを知るのです。

    注目すべき点は、「銀のうろこ」を失った後の魚の気持ちの変化でしょう。
    「あそぼう!」とみんなに呼ばれ、「いま いくよ」と返事をしていた
    にじいろのさかなの姿に、良かったねと思わずにはいられませんでした。
    おそらく、初めて本当の友達ができた瞬間だったのでは?と思います。

    評価がはっきりと分かれるこの作品、私はといいますと、好きな作品に
    一票投じたいと思います。そして、なんといっても挿絵の美しさは、
    天下一品だと思います。

    もしかしたらこの作品は、読んだ時の自分の心境や年代によって、いろんな
    捉え方の出来る作品なのかもしれませんね。いろんな人にこの作品を
    読んでいただき、どんな感想を持ったか是非聞いてみたいです。

    投稿日:2013/01/22

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  • う〜ん。。。

    う〜ん。なんとなく変な気持ちが残りました。
    物で人の心を買っているような、悲しい部分があります。
    子どものにはもっと心からの友情を感じてほしいので、1回読んで終わりにしました。絵はきれいで人気の絵本なので期待してただけに残念です。

    投稿日:2012/11/06

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  • 考えさせられる

    表紙のインパクトに惹かれ、借りてみました。

    うろこのキレイさにうっとり。

    キレイなうろこを持ったさかなは、いじわるだったのかな?

    分けてあげなかったから、一緒に遊んでもらえなかったのかな?

    分けてあげれば一緒に遊んでもらえるの?

    なんだか考えさせられるものがありました。

    子供目線と大人目線では感じ方が異なるんじゃないかなと思います。

    親として複雑な心境になりました。

    絵そのものはキレイで見ていて癒されました。

    投稿日:2012/07/15

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  • うーん・・・

    なんかスッキリしません。

    有名な話だと知っていたので

    買ってしまいましたが

    家で読んでみて、ちょっとこれはな・・と

    感じました。

    ものを与えたから仲良くなれた。

    それまではきらいだったのに急になかよく・・。

    自分に利益がないならつきあわないって考えは

    日本人にはどうだろうか・・。

    投稿日:2011/11/29

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  • 物で釣っている?

    初めてこの本を読んだとき、絵もキラキラしていてきれいだし、自分の大切な物を分け与えることができる心を描いたいい本だな、と素直に思いました。

    ただ最近、お友達作りが上手でない娘が、幼稚園で物(手作りのアクセサリーなど)をあげることでお友達の気を引こうとしているのを見て、このにじうおの姿と重なり、ドキッとしました。

    このにじうおも、きれいな物で他の魚の気を引いている!

    絵本ではその後、傲慢だったにじうおは、友達を思う優しい心を学んだので良いのですが、サラッと読むと物で友達の心を釣っているようで危険です。

    投稿日:2011/10/20

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  • 受け止め方ひとつですが。。。

    • ももうさ♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 北海道
    • 女の子3歳、女の子1歳

    美しい絵本の良いお話なのだけれど、作者の意図も汲み取れるのだけれど、
    でも何かがモヤモヤと引っ掛かる・・・。
    初めて手に取ったのは大分前なのですが、
    この思いを上手く表現できなくて、レビューを書けずにいました。
    最近ひさびさに読み返したのですが、やはり何かモヤモヤ・・・。

    魚達が銀色の鱗を欲しがることが、
    何だか自分の中で消化しきれないのです。
    それと、にじうおは自分のどこがいけなかったか、本当に分かったのかな?


    素敵な人に憧れたり、友達になりたいなと思ったり、
    そういう気持ちは勿論分かります。
    素敵な部分を真似したいなと思ったり、少しでも近付きたいなと思ったり。

    でも、それは授受するもの?
    ともすれば、『奪う』という見方も出来るのかも。

    鱗の授受でなし崩し、ではなく、
    横柄だった自分に気付き、真摯に謝るにじうおの姿が見たかったです。
    (私、同じような事を“ちいさなつきがらす”でも言ってますが;)


    我が家の子ども達には、私から薦めることはしないつもりです。
    自分で見つけて持ってきたら、一緒に読んで考えてみます^^

    投稿日:2011/04/10

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  • 味わい方はいくらでもあるようです

    • 事務員さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子6歳、女の子3歳

    レビューを書くのが難しい絵本でした。
    娘に「10本の指に指輪を持っていて、
    それをお友達がほしいと言ったらどうする?」と問うと
    「ママが働いて買ってくれたものだからあげれない」と答えました。
    そうです。私も園でもそう教えていて、
    彼女はシール交換やおもちゃ交換を禁止されています。

    質問がいけませんでした。
    見えないもの、お金に換えれないもので
    愛とか思いやりとか手助けとか、
    そういうものを分け与えれるか?ということを考えるように
    促してあげるべきでした。
    しかし、それは、園児では非常に厳しいとも思います。

    娘なりに考えるポイントはつかんでいて
    「にじうおの大柄な態度はよくない」と言っていました。
    そして、「きれいなうろこを独り占めするよりも
    みんなに分けた方がキラキラが広がって海全体が輝く」
    とも言っていました。
    それはそれで、娘はこの絵本を「味わった」のではないかと思います。

    投稿日:2010/12/09

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  • 美しい絵と美しい心

    にじいろのさかなのきらきらしたうろこがとても
    美しい絵本です。そうして、もちろん美しいのは
    絵だけではなく、心も(行いも)美しく描かれて
    います。
    しあわせってどういうことをいうのだろう?
    いろんな形のしあわせがあると思うけれど、
    何かいいものをたくさんもらうことではなく、
    何かいいものをたくさんあげた時に、感じる心。
    これはしあわせのひとつの形ですね。
    たくさんあげた時に、自然とたくさん受け取って
    いることにもなるのですものね。
    娘にも、この形のしあわせをぜひ手にしてほしい
    なあって思います。

    投稿日:2010/12/04

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  • 虚栄を捨てて

    • きらきら虫さん
    • 40代
    • ママ
    • 茨城県
    • 女の子16歳、男の子13歳

    ボランティアで読み聞かせを始めた時、レパートリーも少ない中、一番最初に1年生に読んだ思い出の本です。

    ともだちができてしあわせになった、というエンディングは、違う幼稚園から集まったばかりの子どもたちにはほっとすると思ったし、あのキラキラや美しい絵は集中してもらうにはもってこいだと単純に思ったので。

    絵本ナビで賛否両論あるのを見て、100人いれば100の解釈があるんだなあと思って、あらためて考えさせられました。


    この本が好きだった中学生の息子に、こんな解釈もあるんだって、と言うと、
    「それもありかぁ」と言って、「でも子どもの頃はそんな風に思わなかった、友だちできて良かったと思ってた」と言いました。


    もちろん、子どもでも嫌いな場合もあるでしょうし。

    否定的な見方もすればできるのはわかります。

    でも私は、うろこをもらいたがるさかなよりもにじうおの方に注目しました。


    だいたいにじうおは最初は傲慢で嫌なやつでした。

    それは、うろこをあげないことではなくて、自分だけが特別だと思っていたから。

    みんなに称賛されるのは自分だけと思っていたから・・・。

    たこのアドヴァイスで、うろこを分ける行為は、虚栄心や傲慢さを捨てることではなかったかしら。

    だから、「うろこをあげればあげるほどうれしくなった」のではないかな?



    絵本ナビのおかげで、昔読んだ絵本ももう一度、読みなおすきっかけになりました。

    息子も、「本当にこのキラキラすげえ」と言いながら、懐かしそうに見ていました。

    投稿日:2010/11/23

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