まほうのさんぽみち(評論社)
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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)
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5件見つかりました
「昔、石は生きていて、話もしたし、子も産んだ。」不思議なことがいっぱいの遠い昔の物語り。それだけでも十分不思議なのに、石と鳥が結ばれて、カガカガが生まれた。カガカガは、神のお使いで旅に出た。神のお使いなのに、騙したり騙されたり、神から頼まれたことを忘れたりして・・・・・・・神さまは、人間に贈り物をしてこいとカガカガをお使いに出したのだから、カガカガに感謝しなければいけないなあと思いました。とても奇抜な絵ですが、印象に残る絵だなあと思いました。
投稿日:2018/09/20
初めて読んだのは小学生の頃でした。 独特な絵と言葉の響き、世界観、すべてが不思議で、どこか不気味でもあり、忘れられなくなりました。 初めて表紙を見た時は奇妙なカガカガという生物が怖くて好きになれず、それでも気になり読んでしまいました。 物語の内容もまた奇妙で、恐ろしい気さえしました。しかし、きれい事や可愛いばかりの絵本とは異なるその本がそれ以来忘れられなくなりました。 生き物やそのあり方など、固定観念に縛られることない世界観に、他者の言葉や一般論に引っ張られそうになる自分の概念を柔軟に見なおすきっかけにもなるかもしれない一冊です。
投稿日:2018/07/20
北アメリカ・インディアン、ウィネバゴ族のトリックスター神話に登場するワクジュンカガ像を基に、 構成されたおはなし。 石と鳥の子ども、カガカガは、ある日、神の使いで出かけます。 長いへそ、長い尻の穴、見るからにへんてこりんな造形に唖然です。 用件を忘れたり、出会った動物たちをだましたり、だまされたり。 長いへそ、長い尻の穴も重要な役割を果たします。 妙に知恵が働いていたり、間抜けだったり。 でも、終盤には、壮大な創世記へと着地します。 ワクジュンカガ自体が、少しお下劣な存在だけに、 その発想が案外子どものツボにはまるかもしれません。 斎藤隆夫さんの絵は、相変わらずデフォルメがすごくて、インパクト大です。 好き嫌いが分かれそうなストーリーですが、 神話の世界の持つエネルギーを感じました。
投稿日:2015/03/30
1回目=何度これは?という印象でした。 話がよくつかめなくて、2回目=ストーリーは頭に入ってきたけど、この「カガカガ」って、結局なに?って感じ。 3回目=読み終わってから、折り込み付録の作者の言葉を読んで、やっと話がのみ込めてきました。 アメリカ・インデアンの神話をもとにした創作だったんですね。なるほど。 読めば読むほど味が出て、面白いけど、あまり小さなお子さんに読んであげても、ちんぷんかんぷんで、面白くないかも。 小学校の高学年以上のお子さんにお薦めします。 真っ赤な三角の体に変な模様、箱に入れて持ち運ばないといけないほど長いおへそ、それから長い尻の穴って、しっぽのことでしょうか? などを持っているカガカガは、神様のおつかいだそうです。 イラストを担当した斉藤隆夫さんの想像力に感服します。
投稿日:2010/10/30
図書館の中で 借りる本を吟味していた時 隣の椅子で この絵本を読んでいた息子が 突然小声で話しかけてきました。 「これね…カガカガっていうんだけどね… お尻の穴でハゲワシを捕まえたりね 自分のお尻の穴を食べちゃったりするんだよ。クククッ(笑)」 ですって。 「???」…の私。 でも 家に帰り早速読んでみますと これが結構面白い☆ お話がどこへ向かっているのか全く読めない楽しさ。 リズム良く作られたお話。 ナンセンス絵本と思いきや 実はインディアンの神話に登場するワクジュンカガが モチーフになっているようです。 面白絵本が大好きなチビッコに是非読んで欲しいな。 おはなし会なんかで読んでも とっても盛り上がるかも(笑)
投稿日:2007/03/08
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