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まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

よあけ」 みんなの声

よあけ 作・絵:ユリ・シュルヴィッツ
訳:瀬田 貞二
出版社:福音館書店
税込価格:\1,320
発行日:1977年06月
ISBN:9784834005486
評価スコア 4.66
評価ランキング 2,991
みんなの声 総数 78
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78件見つかりました

  • 静かな夜明け

    子供と一緒に読みましたが、子供の反応はあまり・・・
    私は、その美しさに感動したのですが。
    裏表紙には「5才から」とありますが、これは大人向けの絵本でしょう。

    詩のような文章と、まだ薄暗い情景に合わせた控えめな色使いの絵が、ぴったりです。

    読み終わったときには、日の出を見たような清々しい気持ちでいっぱいになりました。

    投稿日:2011/10/22

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  • ただただ美しい

    ある絵本の講演会で読んでもらったのが、この絵本との出会いでした。

    静かな語り口で物語が語られていて、最後のページには言葉がないのですが、その絵の美しさに鳥肌が立ちました。

    一見地味に見える本ですが、音、水、空気、大地、命、この世に存在するすべてを感じさせてくれるかのような世界観、その美しさは格別なものがあり、以来この絵本のとりこになってしまいました。生涯そばに置いておきたいと思える本です。

    3歳の娘もこの本が気に入ったようで、すぐ覚えてしまいました。こどもにもスーッととけこんでしまう本なのかもしれません。

    大人にも子どもにも、一押しの本です!!!

    投稿日:2011/09/14

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  • 詩のようです

    表紙は見たことあるけれど
    実際読むのは初めてでした。
    薄暗いけど、真っ暗でない夜、
    少しずつ見えてきて
    最後の色がとても素敵です。

    音も無くて寂しいような文章ですが
    絵を見ているだけで鳥の鳴き声や水の音が聞こえてくるよう。
    声に出して読むと詩を読んでいるようです。
    色合いも言葉のリズムも素敵です。
    自分用に買いたいな、と思いました。

    投稿日:2010/11/26

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  • 心にすっと入ってきます

    幼い頃から私が何度も読んでいた絵本です。実家で見つけた息子が自分で読んでいたのですが、一緒に読んであげると「うわ〜、きれい!」思わずため息が出ました。忙しい毎日ですがほんの少し時間が止まりました。心が優しくなる絵本です。小さい子どもさんでも色が綺麗なので興味を示してくれると思います。自分で読めるようになるとまた感動もひとしおです。

    投稿日:2010/10/15

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  • 息子には少し早かったかも

    2歳2ヶ月の息子のために図書館で借りてきました。

    シュルヴィッツの絵がとてもきれいです。私は何よりも色が好きです。特に山と湖が朝日に照らされて明るくなる場面は息を飲むほどです。

    ただ、息子にはまだよくわからないようで、興味を示しませんでした。小さな子供には、おじいさんと孫が湖の傍で寝ることも、朝起きてボートで漕ぎ出すことも、おもしろく感じられないかもしれません。

    投稿日:2010/07/09

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  • 唐詩の世界

    静寂と時間がどこまでも広がっていく。
    文章に流れる夜明け前の湖のとうとうとした世界に、どことなく訪れる朝の予感。
    この絵本には、とても大きな間がある。
    絵も風景を覗き込んだようなタッチで本に取り込まれている。
    不思議だなと思っていたら、後書きで納得。
    この絵本は唐詩の世界なのでした。
    夜が明ける一瞬まで、時の流れ、生物たちの息遣い、登場するおじいさんとまごの振る舞い、それぞれに静かに織り込まれて夜明け前の張りつめたものを表わしています。
    空気の流れまで感じられるような素晴らしい絵本でした。

    投稿日:2010/03/10

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  • 旅人

    私も夫もバイクツーリングをしたり、キャンプをしたり、山に登ったりするのが
    大好きなので、この絵本を初めて読んだ時、「わかるわかる!素晴らしいね!」と
    ふたりで言い合っていました。

    夜の静けさや、明けていく空気の動き方、そうしておひさまが出てきた瞬間の
    世界の変わり様!旅先でなく、部屋の中でぬくぬくと読んでいても、あの感覚が
    はっきりとよみがえってきてしまいます。
    文字が少ないので2歳の娘にも読んであげてもよさそうでもありますが、まだ
    とっておく。娘が旅人になってから。この感覚を体と心にしみこませてから
    読んでもらいたい。

    この絵本のモチーフとなった唐の詩人、柳宋元さんの「漁翁」も読んでみたいと
    思います。

    投稿日:2010/02/08

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  • 美しい

    少しの文章と絵だけでこれほどまでの表現力をもつ絵本に私はまだこの作品以降であったことがありません。この本には静けさがあります。そして時の流れをゆーっくりと感じることができるのです。ちょっと一息、と言うときに手にとって見てみてみると、心が癒される本です。

    投稿日:2010/01/26

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  • 大人の絵本

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    唐の詩人柳宋元の詩「漁翁」をモチーフにした作品。

     漁師のじいさんは、夜は西の岩陰ですごし、
     夜明け方には清らかな湘水を汲んで竹を燃やす。
     もやが消えて日が出たと見る間に山と水の緑が現れた。
     もはや人かげは見えず、漁師のうたう船歌が聞こえるだけ。
     はるかに天のはてをかえり見つつ流れを下れば、
     岩の上から雲が無心に迫ってくる。                                                    (松枝茂夫「中国名詩選」)

    夜明け前の静寂な湖の辺の風景が秀逸です。
    その画の色合いが心に染み込みます。
    それに、瀬田 貞二さんの訳が、一層その雰囲気を引き立てています。
    絶妙としか言いようがありません。

    これはもう大人の絵本と言って良い作品だと思います。

    投稿日:2009/10/11

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  • 時の流れ

    ・静かな絵本
    ・読めば読むほど感じるものがでてくる
    という印象。
    読むうちにどんどん読み方も変わってくるから不思議。


    ・よあけ前の神秘的な雰囲気
    ・まっくらな夜がだんだんあけてくる感じ
    絵が的確に教えてくれる。
    よがあけた時の絵は「わーーーー」と言わずにはいられない。

    じんわり好きになっていく絵本
    じんわり心に残る絵本

    投稿日:2009/09/27

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