新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

つるにょうぼう」 みんなの声

つるにょうぼう 作:矢川 澄子
絵:赤羽 末吉
出版社:福音館書店
税込価格:\1,320
発行日:1979年
ISBN:9784834007572
評価スコア 4.74
評価ランキング 1,118
みんなの声 総数 22
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22件見つかりました

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  • 何度読んでも切ないです

    「つるにょうぼう」や「つるの恩返し」は、何度読んでも切ないです。

    一羽の鶴が、血にまみれ、自分の羽をくちばしで引きぬいては、

    機にかけている姿は、やっぱりみたくなかったと思いました。

    よ平が、その場に倒れ、それっきり気を失ってしまいました。

    つるにょうぼうは、よ平の優しい心が慕わしくいつまでも傍にいた

    かったと思いました。よ平は、死ぬまで後悔して暮らすとは思い

    ますが、約束を破ったんだから仕方ないと思いました。

    投稿日:2019/10/11

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  • 切なく美しい

    小さい頃、つるがかわいそうであまり好きではなかった昔話。が、この絵本に出会って、その物語の世界にひきこまれました。切なくも美しく描かれている場面に魅了されます。今は、このお話を思い出す時、この絵本の場面で思い出されるほど、印象深い、決定的な一冊になりました。

    投稿日:2019/07/22

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  • なぜ鶴だといけないの?って・・・

    日本の昔話ということで借りてきました。
    息子は幼稚園で聞いたことがあるらしくお話を知っていました。

    鶴が自分の羽を抜いて織っている時のイラストが
    赤い血がうっすらとにじんでいて、まるで本物みたいで・・・
    切なくなりました。

    が、「なぜ鶴だといけないの??」と息子。
    鶴でもいいじゃないか。人間でなくても・・・
    と言われてしまいました。
    これには正直参りました。
    子供の発想ってまっすぐで素敵ですね!

    投稿日:2014/01/14

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  • まごころ

    • もゆらさん
    • 50代
    • その他の方
    • 神奈川県

     見ないでって、言ったのに・・・。なんで見るの〜。
    こどもは残念そうにつぶやきました。
    やるせない気持でいっぱいになったのでしょう。
    つるの命がけの奉仕は聞いていて
    こどもにも心ゆさぶられる行為だったようです。
    「たすけてもらったからね」とひとこと。

     よ平さんには、悪気などなかったのにね。
    まごころがたまたま、心配になったからね。
    許してあげられるのは、つるにょうぼうだけだもの。
    つるにょうぼうは潔いなあ・・・それにくらべて人は
    事に触れて動く心のまごころが、徒になる。
    私も、やるせないなあ。

    投稿日:2013/11/24

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  • 切ない恋のお話

    今までは「つるのおんがえし(つるにょうぼう)」は童話だと思っていましたが、大人になって読んでみると、子どものときには感じなかった、人間の性、そして愛する人が離れるせつなさを感じて、涙が出そうになりました。
    お金に目がくらんでしまうこと、人生の間で何度かはあると思います。そこで、「これをしてしまうと、愛する人が自分のもとから去ってしまう」と知っていたら、過ちをしてしまうことはないのでしょうが、そこまで考えられず、欲に目がくらんでしまい、好奇心に負けてしまうところに人間らしさを感じました。
    最後の別れのシーンは、よ平も娘も、愛し合っていながら離れなければならないせつなさを感じました。

    投稿日:2013/10/24

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  • 赤羽さんの絵が切なさを誘います

    つるにょうぼう 
    このお話は つるのおんがえしなどむかしばなしがいろいろ伝えられています
    赤羽さんのつるの描き方は あまりにも美しく 雪の中に矢が刺さった姿見事です
    よ平がたすけてあげ 優しい心にひかれて つるは女房となるのです

    女房が織った布は すばらしく 高い値段でうれるのですが・・・

    よ平は となりの男にいわれ 欲が出てしまうのです  金に目がくらむという 人間のあさましさ

    ついに約束をやぶったよ平    
    つるのすがたになって とんでいきます

    なんて切ないお話しでしょう
    赤羽さんの絵を見ていると 涙がでてきそうです

    昔話はいつまでも伝えたいですね  
    人間の生き方を教えてくれるようです

    投稿日:2013/04/06

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  • 『つるのおんがえし』ですが、なんと人の性に踏み込んだお話かと感じ入ってしまいました。
    助けたもらった鶴はむすめの姿をして、よ平のもとに嫁にしてくれと尋ねてきました。
    むすめの心理描写のたおやかさ、織り上げた反物の形容のみごとさ、なんだか軽く子供向けの昔話という表現では言い尽くせない情の世界を感じます。
    むすめの織り上げた反物は、よ平を裕福にしましたが、そのために欲も育ててしまいました。
    悲しいお話ですが、赤羽さんの絵もとても情感たっぷり。
    最期の鶴が遠くに消えていくシーンなどは、哀愁がありすぎてつい感情移入してしまいました。

    投稿日:2013/03/31

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  • あぁ〜!

    つるの恩返しですね!
    大人っぽいつるの恩返しです!
    子供にはちょっと難しいかもしれないです。
    悲しい感じがとてもよく出ていて切なくなります。

    投稿日:2012/01/16

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  • お薦めです!

    • しいら☆さん
    • 40代
    • ママ
    • 宮城県
    • 男の子19歳

    いろいろな「つるにょうぼう」「つるのおんがえし」が
    ありますが
    赤羽氏の絵がなんともぴったりなこの絵本には
    惹きつけられます

    雪の中、矢が刺さった鶴 

    よ平に「末永くおしあわせに」と
    飛び立ったあとの様子にびっくり
    こどもが指差す方向を見ているよ平の呆然とした姿の
    次のページに雪山の上、冬空のもう遠く、高い所に
    飛んでいる鶴・・・
    文字はありません

    素晴らしい、この余韻

    話の内容も
    よ平がお金にこだわるんです
    そこがなんとも人間臭い

    昔話の絵本として、お薦めです

    投稿日:2011/01/29

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  • 二種類の和紙で

    赤羽さんの『私の絵本ろん』に、「『つるにょうぼう』では、紙を二種類使った。一つは奉書、一つは麻紙で、白っぽい奉書を雪の屋外、

    くすぼったい麻紙を置くないのうす暗さに見立てて、この相反する紙のコントラストでドラマを組んでいった」

    とあり、そこまで和紙を考えられて使っていらしたということに感動して、

    絵を見ると、本当にそうでした。

    以来、このエピソードを人に教えております。

    今まで絵をじっくりと見ることなく、文章にばかりとらわれてきたのですが、そういうことを知った上で絵を見ると

    また見る目が違ってきます。

    この絵本だけでなく、赤羽さんの昔話絵本はどれも素晴しいなのですが、

    この作品で和紙を二種類使った後、『そばがらじさまとまめじさま』では八種類の和紙を使ったそうで、

    この作品以降から、赤羽さんの絵本の完成期に入っていったような気がしています。

    女性を描くのを不得意としておられた赤羽さんが、描かれた女性ものということでも

    見どころはあります。

    一つ一つの作品が本当に丁寧で素晴しい作品が多い赤羽さん。

    孫の世代までも伝えて行きたい作品です。

    投稿日:2011/01/03

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