話題
移動するものたち

移動するものたち(小学館集英社プロダクション)

谷川俊太郎さん推薦! 黒い夜の森を捨て、旅に出る動物たち……移民の旅の現実を描くサイレント絵本

  • 泣ける
  • 学べる
新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

ドームがたり」 7歳のお子さんに読んだ みんなの声

ドームがたり 作:アーサー・ビナード
画:スズキ コージ
出版社:玉川大学出版部 玉川大学出版部の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:2017年03月20日
ISBN:9784472059919
評価スコア 4.5
評価ランキング 7,476
みんなの声 総数 29
  • この絵本のレビューを書く

7歳のお子さんに読んだ みんなの声から

みんなの声一覧へ

並び替え

1件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ
  • 原爆ドームについて初めて知ったこと。

    小2の息子と読みました。
    息子は、第二次世界大戦や原爆の知識は多少あります。

    原爆ドームの元の名は、広島県物産陳列館で、
    設計者はチェコの若き建築家だっとことなど、私は初めて知りました。
    以前、平和記念館を訪れたことがあるけれど、
    この建物について、
    私は何も知らなかったのだなということがわかりました。

    1回目一人で読んだとき、私は微妙な気分になりました。
    広島では14万人の命が失われたのですが、
    原爆の恐ろしさや命の重みを考えると、なんだかちょっと違うような気がしたのです。
    この本で、建物について知ることはできました。
    でも、その分人の命の重みや原爆の恐ろしさについては、
    やや伝わりにくいものになっているように感じました。
    少なくとも私は、
    原爆関連の本に、そういった要素を求めてしまうのです。

    でも、2回目に息子と一緒に読んだ際には、ちょっと違う感想をもちました。
    私が子どもの頃に初めて読んだ原爆の本は、
    多数の人が焼け死んでいる生々しい挿絵で、
    夜も眠れないくらいの恐怖を感じたのです。
    でもこの本はちょっと違う。
    活気があった建物が、一瞬にして廃墟となる。
    そういった恐ろしさ。
    子どもが原爆を知るための導入としては、
    こういった物語から入るのもよいのかもしれないと思いました。

    いろいろな表現方法があってよいはずなのに、
    こういったプロパガンダ的要素の低い原爆関連の本は、
    案外少ないものです。
    被害者である日本人には作れなかった本なのかもしれません。
    息子も興味をもって聞いてくれました。

    スズキコージさんの挿絵が、素晴らしく、
    擬人化されたドームの恐怖心や不安感など、
    心情などをうまく表現されていました。
    活気があった当時の空気感や、
    被災後の不気味な雰囲気などもきちんと伝わってきました。

    後書きにあるけれど、アメリカ人の多くが、
    「原爆のおかげで戦争が早く終わった」と思っている。
    そのアメリカ人が書かれた本ということだけでも
    大きな意味があるのでしょう。
    日本だけでなく、アメリカでも出版されてほしい本です。

    投稿日:2017/05/31

    参考になりました
    感謝
    1

件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

「ドームがたり」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

きんぎょがにげた / しろくまちゃんのほっとけーき / はらぺこあおむし / もこ もこもこ / ぐりとぐら / おおきなかぶ ロシアの昔話 / がたん ごとん がたん ごとん / おつきさまこんばんは / バムとケロのさむいあさ / バムとケロのそらのたび

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



人気作品・注目の新刊をご紹介!絵本ナビプラチナブック

全ページためしよみ
年齢別絵本セット