表紙を見て、息子が『スープをこぼしちゃダメだよね?』と
動物たちに注意していました。
『かぼちゃスープ』『こしょうできまり』に続く三冊目の
作品だということで、息子もすっかりネコとリスとアヒルと
友だち気分です。
ピンクのような紫のような不思議な色のスープが気になるなあと
読んでいくと、いつものようにおいしいかぼちゃスープが出てくる
かと思ったら、なんと肝心要のかぼちゃが手に入らず、ねこと
リスが別のスープを作ると言うじゃありませんか!
2つのスープに謎のピンクスープをネコとリスは作ります。
一つ目のスープを作るため、川?に出かけた3人でしたが
リスは、可哀想にあひるのせいで、川に落っこちて
びしょぬれに…。
その絵を見て、息子が『りすさん可哀想だねえ。』と言って
同情していました。
あひるは、せっかく作ってもらった3つのスープでは
気に入らず、最後にネコとリスが作ってくれたオレンジ色の
素敵なスープはお気に入りになったのでしょうか?
うちは、この絵本を読んだ日は、このオレンジ色のスープを
作りました(*^_^*)
このシリーズに出てくる虫が、この絵本でキクイムシだと
いうことが分かりました。キクイムシ建築協同組合なる集まりが
あって、虫たちが何やら怪しい動きをしています。
虫たちの動きを追っていくのも、また楽しいです♪
このシリーズは、お話の面白さも素晴らしいのですが、
可愛らしい絵を見ると、こんな風に描けたらいいなあと
いつも羨ましくなります。
ちなみに、謎のスープの作り方が載っています、注意書きに
『包丁を使う時、ねこの手が借りられない場合は、大人に
手伝ってもらおう!』となっているところが遊び心があって
面白かったです。
それから絵本に載っている楽譜の説明も最後のページに
載っています。作者のヘレンさんは音楽の先生になるお勉強を
していたそうですよ♪
3歳児でも、しっかり楽しめていましたが、大人が読んでも
読み応えのある作品です。