結構、びっくりするストーリーでした。
でも、ムースさんのナビの感想を読むと、この絵本はイギリスの昔話をあえてそのまま絵本の形にしたとか…。
なるほど、昔話らしいなぁと、思いました。
昔話って、わりと1人目、二人目はあっさり死んでしまって(悪者にやられちゃったりして)、
三人目が悪ものを退治したり、三人目にいいことがあったりするようにできてるんですよね〜。
この「三びきのこぶた」はまさにその通り!
だけど、「一ばんめのこぶたを、たべてしまいました。」
「二ばんめのこぶたを、たべてしまいました。」と、ものすごくあっさり表現されていて、ポール・ガルトンの画も、吹きどばされて目が点になっているこぶたさんが、妙に可愛かったりして、怖くも、恐ろしくもありませんでした。
だから、小さいお子さんに読んであげても少しも心配することはないと思います。
むしろ、ディズニー式の「三びきのこぶた」より、ストーリーの展開は面白い気がしました。
幼稚園くらいのお子さんから、小学校低学年くらいのお子さんにぜひ、お薦めしたい作品です。