1976年刊行。海水浴に来て、砂場で遊んでいた二人が、瓶に入ったメッセージを受け取り、海坊主に会いに行く話。
のんきな雰囲気の愉快な話。
瓶の中に必要なものを全部入れて送ってくるあたりが、ちょっとおばちゃんっぽい感覚。至れり尽くせり。
カステラを焼く話では、ぐりとぐらの見分けがつかなかったが、この本で青い方がぐり、赤いのがぐらだとわかった。昭和レトロな縞模様の水着が、今見ると新鮮。うみぼうずも縞模様で、当時はよほどこの柄が流行ったのだろうか?
この話を読むと、一歩前に踏み出して、チャレンジしてみることで、いろんなことができるようになったり、素敵なお友達に出合えたりするという気持ちになる。二人は、泳げないのに海に入るという、なかなか勇気のある決断・行動をするが(浮き輪があるとはいえ、怖いだろう)、それによって多くのものを手に入れた。
ちょっとだけ、何かに挑戦してみようと思った。