ありましたありました、子離れ・親離れ。
息子の小学校入学時、私もフルタイムで働いていましたから、朝学校に送り出すときは、どうぞ無事で一日が終わりますようにとの思いを込めて、
「命は〜?」と私、「ひとつ〜!」と息子、
「おかあさんの愛は〜?」と私、「えいえ〜〜〜ん(永遠)」と息子、
この合言葉で送り出していました。
ご機嫌のいい時は、手を振ってくれたり、ハグしてくれたり、ほんとうに二人にとって蜜月でした(笑)。
ところが、2年生の2学期に入るやいなや、、「命は〜?」「一つ!」
「おかあさんの愛は〜?」に「いらな〜〜〜い!」と足早に出て行く息子。
もうこのころには、抱きしめることも逃げられ難しくなっていました。
とにかく赤ちゃん扱いされている事、庇護されることのこそばゆさ照れくささ、自立の芽をちぎらないでとばかりに、反対のことばかりの言動でした。
パイパーのママのポーかあさんのように、親が子どもを愛おしんでどこが悪いの?、何も間違ったことをしていないわというような母親としての泰然自若とした姿が、私はできませんでした。
物わかりの良いような接し方で、息子から遠ざかろうと努力をしました。
ところが、息子も自立心に振っていた振り子が、依頼心の方に振り戻り
癇癪を起していましたっけ。
パイパーのポーかあさんへの思いが最後にわかって、お母さん読者層は安心しそうです。