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まねっこでいいから」 大人が読んだ みんなの声

まねっこでいいから 作:内田 麟太郎
絵:味戸 ケイコ
出版社:瑞雲舎 瑞雲舎の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2009年11月
ISBN:9784916016881
評価スコア 4.65
評価ランキング 3,150
みんなの声 総数 16
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大人が読んだ みんなの声から

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  • 愛されることが

    笑顔ができない人が、鏡に向かって毎日笑顔の顔を作り必死になって、笑顔にしていたら、心もついてきて今は素敵な笑顔になったという人の話を実際にその方からお聞きしたことがあります。

    心は体の動きに伴って変わるもので、身体的変化が現れれば人は今までの生き方を変えることができるものだということなのだと思います。

    ただ、そこまでに至るというのは本人の努力もさることながら、援助的な関わりをしてくれる人との出会いというのが必要なのでしょうね。

    この絵本が生まれるまでの経緯と、この本を読んでそんなことを思いました。

    絵本にも人に援助的に関わる力があるとしたら、この絵本はきっとそういう思いで作られて届けられていく本なのだと思います。

    経験者にしかわからない痛みは、その人でしか乗り越えられないとしても、周りにいる人たちが援助的に関わること、つまり愛されることが一番なんだろうと思います。

    願い続ければ叶うという言葉もありますが、願うだけではなくそこにはやはりそうなりたいと自分を変えていこうとする努力も必要になってくるのでしょう。

    過去にどんなことがあったして、人はこんな風に優しい笑顔を取り戻すことができるという希望を持つことができる本でもあるなあと思いました。

    投稿日:2010/12/23

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    3
  • 抱っこのぬくもり

    • きゃべつさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 男の子8歳、男の子5歳

    虐待されて育ったお母さん、そのお母さんの娘さんの話です。
    「まねっこでいいから抱っこして」と言う、娘さん
    「まねっこなら、抱っこできる」と言う主人公のお母さん。

    その言葉がとても切なく、心に響きました。

    大人になって子供を育てる過程で、誰でも自分の生い立ちを振り返ることがあるし、
    多少の親への恨み言もあると思います。
    けれど、根幹に、そこに愛情があったかなかったかの違いは大きいです。

    親から愛されてると思って育つ。それはとても大切です。
    子供ときちんと向き合うことの大切さを再認識しました。

    そろそろ、上の子は私の抱っこを嫌がったり、
    お友達の前だと一緒にいるのを嫌がったりするときもある年齢ですが
    今日は二人を抱っこしてあげようと思いました。

    投稿日:2010/04/02

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    3
  • ご本人の読み聞かせ

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子、男の子

    先日作者の講演会に参加したときに、ご本人が最後に読み聞かせしていただいたお話です

    この絵本が誕生するまでのいきさつや、やり取りを聞いてからの読み聞かせだったので、色んな事が頭の中をめぐって、気が付いたら涙があふれてしまいました

    作者の親身になった優しさが、どれだけのお母さんたちの励みになるのか・・・
    自らの体験を踏まえての講演会は、きっと勇気が必要だったことと察します
    だからこそ、聴講者の心をつかんで離さない、感動的な内容になったのだとおもいます

    動物たちの笑顔に癒され、また母と娘の姿にも胸が熱くなしました
    出来るだけ多くの方にこの絵本を読んで頂きたいと思います

    投稿日:2011/11/15

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    2
  • じんわりと響く衝撃

    • 環菜さん
    • 20代
    • ママ
    • 宮崎県
    • 男の子4歳、男の子2歳

    抱っこさえあれば言葉はいらない。
    まねっこでも、抱っこすれば、すべて解決できる。
    そんな、抱っこの凄さ、素晴らしさ、魅力が伝わります。

    ですがそれと同時に、自分の子を抱っこできない母親はきっと
    世の中にもたくさんいるのだろうと、
    その母親と、その子供が、どれだけ冷たい暗闇の中で生きているのだろうと考えると
    涙が出そうになります。


    作者の内田麟太郎さんへ放たれた
    「子供を抱くことができない」という一人の女性のメッセージ。
    そこから生まれたこの絵本。
    きっと彼女は救われたことでしょう。

    もし同じような状況の母子(もちろん父子も)がいるのであれば
    ぜひとも読んでほしい。

    自分自身はさておき、たてまえで、まねっこでいいから
    抱っこしてみたら、きっと世界は変わると思う。


    そしてもちろん、世界中の『親』である皆さんに、読んでほしいと思います。
    きっと得るものがあります。

    投稿日:2010/11/24

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    2
  • まねから始まるほんもの

    親に抱いてもらえなかった子どもは、我が子の抱き方がわからない。
    そうかも知れません。
    気がつけば親から受けたものを、子どもに伝えている自分。
    そうなりたくないと思っても、親の影響って大きいと思います。

    ただ、この絵本はとても大きなヒントをくれました。
    まねっこでいいから、やってみる。
    まねっこで抱っこしたら、お互いの心臓の音が分かり合える。
    とても大事な部分ですね。
    こどもからのさりげない言葉が大きかった。
    でも、親もまねっこから始めれば良いのですよね。

    この絵本の根底には児童虐待があります。
    虐待を受けて育った子ども。
    疎外感がありながら、親に抱かれたい子ども。
    寂しい絵本ですが、どうしたら乗り越えられるか教示的な絵本でもあります。

    投稿日:2010/04/07

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    2
  • 闇を感じる暗いイラストが・・明るくなる瞬間

    この表紙を見るだけで・・
    そして、タイトルを読めばなおさら・・

    何かしらのメッセージを訴えかけているのが誰にでもわかると思います。

    物悲しいような、心に闇が見え隠れするような、そんな繊細な心までもが絵で表現されていました。
    少し、大げさかもしれませんが表紙をみるだけで、背筋がピンと伸びる思いがして心してページをめくりました。

    一ページめくると、そこには内田さんがこの絵本を書くことになった経緯が書かれていて納得しました。
    読んでほしい相手はY子さん。

    幼児虐待という問題は、現代では社会問題にもなっています。
    地域の繋がりが薄れたことや、核家族家が増え、孤立した子育てをしているお母さんもいるでしょう。
    ましてや、親に愛されたという経験、抱っこされた経験がないというお母さんが、子どもを産んでも・・愛し方がわからないというのも当然の話かもしれません。

    なんだか信じられないような気もしましたが、きっと、自分が知らないだけで、こんな悩みを抱えて一人で苦しんでいる母親も多いのかもしれません。

    まねっこでもいいから抱っこして。

    我が子が愛しいという気持ちがわからなかったおかあさんの暗い顔、一人で遊ぶ子どもの姿・・切なさで胸が締め付けられる思いがしました。

    この絵本の中で唯一、陰気な色合いが明るくなるページがあります。
    心の中に降っていた雨があがっていくと表現されています。

    数ページ前から徐々に絵本の闇に光が差し始めるのがわかります。
    動物たちが登場し、それを見る親子の笑顔。

    きっとここまでになるまでにどれだけの時間がかかったのかは到底計り知れませんが、最後の空のページにホッと安堵して、最後の二人手をつなぐ影に思い切りエールを送りたくなりました。

    投稿日:2017/05/14

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  • 衝撃の始まりと穏やかな後味

    親から愛されずに育った人が
    我が子を愛せるか
    重たい課題にとりくんだ
    衝撃のストーリーではありますが
    ある特定の人を助けたいという思いからうまれた絵本のようですが
    不特定多数の方を救う役目をはたす絵本のように思いました
    最後が救われるストーリーでよかったです

    投稿日:2015/09/05

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  • みんなまねっこから学ぶのです

    はじめ、とても切なくて・・・。
    「まねっこでもいいから」という子どもの訴え。
    「まねっこでもいいなら」と挑戦する親の覚悟。
    絵本の後半では親子の表情が柔らかくなってきて・・・。
    どんな親でも、始めて親になったときはいろいろなことをまねっこしながら親になっていってると思います。すべての親に向けている本だと思いました。

    投稿日:2015/02/14

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  • せつない。。

    虐待は連鎖するという話をよく耳にしますが,虐待を受けて育った子供が親(お母さん)になった時のお話で,お母さんの気持ち子供(女の子)の気持ちが何だかせつなくて読んでいて胸にきました(涙)。
    抱っこされて育ってこなかったから抱っこできない。。お母さん。
    「まねっこでいいから抱っこして」と言う。。女の子。
    まねっこでもいいから抱っこしてみたら。。
    それでもいいのだと思いました!!
    抱き合っている親子の姿によかった〜とうるうるしました。

    我が家の4歳年少さんの娘は「抱っこちゃん」です。
    もう幼稚園生になったというのに,「抱っこ抱っこ」と。
    正直うんざりと思う時もありますが,抱っこできる幸せ抱っこのぬくもりを大切に感じていきたいと思わせてくれる絵本でした。

    投稿日:2014/09/19

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  • まねっこ

    読むことが辛くなるような、お話でした。
    虐待をされて育った女性が、母親になりました。
    自分の子供が生まれて、幸せなはず・・・でも、虐待の苦しみは終わりではなかったのですね。
    やがて娘に救われて、心から幸せになれる予感がしました。

    投稿日:2014/02/27

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