何でもすぐ「こわい」と言い、行動も慎重な息子・・・
それはいい面もあるのですが、何が怖いのか親が理解できないときもあり
(いつも平気なのに・・・とか)
困るときも多々あります。
ラチは息子を超える怖がりの男の子です。
犬も、暗いところも、友達さえ怖い・・・
そんなラチのところに、小さな赤いライオンが来ました。見た目は小さいけど、このライオン、すごく強いのです。
それに優しい。
ラチはライオンの力を借りて、少しずつ怖さを克服していきます。
息子は時折「こわいなぁ」と言いながらこの絵本を聞いています。
でも、ポケットの中で励ましてくれる、見守ってくれる存在がいるというのは心強いことですね。
ポケットの中からいなくなっても、ずっと忘れない。
親の私も、普段は働いていて、息子のそばにいないので、
このライオンのような存在になりたいな・・・と思いました。
私は、この力の抜けた絵が好きです。
色も派手ではないのに、寂しくなくて、かわいい。
マレーク・ベロニカさんのほかの絵本も読みたくなりました。