小林敏也氏の版画だ!
黒がメインの宮澤賢治の作品の
イメージが強かったのですが
表紙は、真っ白
その中にオオカミの子?
作者は先住民の文化に興味を持ち
この絵本はアイヌを題材にしています
小さい赤文字で
アイヌの言葉も記載されています
「どうして?」と何でも質問する時期が
あります
それに対して
「〜は、えらいからだよ」
と、丁寧に答えているのですが
その答え方が アイヌの自然観が出ていると
思われます
否定するのではなく
対象物が偉いとのこと
人間以外は「ずっと偉いから」
人間は「ちょっとだけ偉いから」
この感覚は、大事かと思われます
「死」から絵は「宇宙」???
と、思ったら「土」
う〜ん・・・
なるほど
素晴らしい
「土」の大切さ
で、すごい話に展開したと思ったら
「氷の上では 気をつけるんだよ」
実生活での話しに戻ります
展開は、昔話の「ねずみの嫁入り」のようです
考え方なんでしょうが
根底にこういう考え方があれば
モノに対しての尊敬の心が生まれると思われます
伝え方としての
勉強になりました