「ぞうくんのあめふりさんぽ」 大人が読んだ みんなの声

あめふり。
ぞうくんはごきげんで、さんぽに出かけます。
泳げないぞうくんですが、友達のかばくんと池の中を散歩することになって…。

ぞうくんとお友達たちの、たんたんとした、でも突拍子もない会話に引き込まれます。読み聞かせ会では、かめくんの登場で子ども達が大喜び。

エンディングの「嬉しい事」にも、ぐっと来ます。

ひょうひょうとしたイラストも味わい深く、梅雨の時期には必ず読みたい、一冊です。

続編がでていることを知りませんでした。　しかも、36年ぶりとは！　でも、そんな長い期間があいたとは思えないほど、前作を思い出しつつ楽しみました。ぞうくんたちの仲のよさに、あめふりもいいなあ、とほっこりしました。

ぞうくんのさんぽ、こちらはお水の中で、またまた面白かったです。
水の中は不思議ですね。かばくんがぞうさんを乗せて大丈夫。
わにさんは、かばさんとぞうくんを乗せても大丈夫。
ちいさなかめさん、ぞうくんとかばさんとわにくんを乗せても
大丈夫、、じゃなかった！それはやっぱり無理でしょ。
でもぞうくんが、浮かんでばしゃばしゃ泳げたのは、ゾウくんの大発見ですね。

表紙を見て、なんでこういう風に、ぞうたちが背中に乗っているんだろうと思っていたら、
なるほど、そういうことだったんですね。

ジブリの監督宮崎さんが以前｢丘の上のポニョ」を制作しているとき、｢手書き｣にこだわったので、水の動きや波の動きを
生きているように出したかった。
（正確ではありませんが、こんなようなことを言ってました）

この絵本も、｢あめのひ｣に｢水の中｣を散歩しているので、
よく見ると、見つの描き方にとてもこだわりがあるような気がします。
何度も読んでいると、いろいろな楽しみ方ができそうですね。

低年齢向きで、分かりやすく、読みやすい絵本だと思いました。