もうなかないよ、クリズラ もうなかないよ、クリズラ
作: ゼバスティアン・ロート 訳: 平野 卿子  出版社: 冨山房 冨山房の特集ページがあります!
読み手の年齢を選ばない子どもから大人まで、それぞれの感性で理解してうけとめる事のできる「みんなの本」です。

おおきなけやき」 大人が読んだ みんなの声

おおきなけやき 作:林 木林
絵:広野 多珂子
出版社:鈴木出版 鈴木出版の特集ページがあります!
本体価格:\1,200+税
発行日:2011年01月15日
ISBN:9784790252221
評価スコア 4.56
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  • 生きとし生けるものの定め

    一昨日、この絵本を「お、木の話かな?」と思って、本屋さんの新刊コーナーで立ち読み
    しました。そして、どうしてももう一度この絵本を読みたくて、昨日また立ち読みに行きま
    した。(本屋さん、ごめんなさい!)

    森で一番大きかった“けやき”の話です。
    その堂々とした雄姿は森の他の樹木や動物たちからの憧れの存在でした。
    そんな大木が、ある冬の日に音を立てて倒れてしまい、周りの樹木の方が動揺します。
    そして、けやき自身も当初は喪失感に襲われるのですが、これまでのっ視界と違う視界、
    そして違う付き合いが小動物や植物と生まれて、慰められ、現状を受け留められ、
    そして更に長い年月をかけて、腐食し土に戻っていくという話です。

    一言で言うと、「生きとし生けるものの定め」が描かれている絵本で、
    最初の数ページはただの樹木しか描かれていません。
    しかも、その樹木には顔などはついていなく、背景が真っ白なところに葉が落ちた樹木が
    描かれているので、ああ、本当に寒い日に起きたことだったんだなっと思わされます。
    そして、これまで、こうやって何十年も、この寒さにこの木は耐えて立ってきたんだろうな
    と同時に感じさせられます。

    ページが進む度に年月が過ぎ、あの真っ白だった背景とは逆に、秋に真黄色の落ち葉で
    覆われる倒れた老木のページが、その最初のページと実に対照的で惹きつけられ、
    思わず綺麗とつぶやきました。
    これはきっと、森の樹木達からの老木への今までの賞賛を表しているんだろうな。

    そして最後に、また色が変化をして、倒れた老木を緑の蔦系の植物が覆い、老木の心だけ
    ではなく読み手の心にも「再生」とか「新しい生命」とかを意識させられ、けやきの姿は無になります。

    この老木のけやきの心情や状態を表している“配色のテクニック”にすっかり魅惑されました。

    そして、何よりも、この絵本が二度も私を本屋に行かせたのは、40歳を過ぎて、
    人生半分を過ぎたからでしょうか?
    ただの木の話ではなく、人間にもとても当てはまる話であることをとても感じたからかもしれません。
    何故か、70歳を超えた父親を思い出させる絵本でした。

    自分の人生を振り返って、肩で風を切るような黄金時代もあり、
    そして老いてから自分も周りのもの中の1つであることを悟り、形を変えた楽しみや喜びが
    あることを知る。

    これは小さい子には100%は、まだ悟れないでしょうね。
    どちらかというと大人向けの絵本だと思います。
    万人受けをする本ではないかもしれませんが、私には心に響く絵本でした。
    是非、一度読んでみてください。

    掲載日:2011/01/26

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    5
  • 静かで力強い一生

    全ページお試し読みで読みました。
    冬の日、森の長老 ケヤキの古木がドーッと倒れました。
    季節が変わってゆく空の下で、
    木々や鳥や動物の会話だけが続いてゆきます。
    次の秋には野葡萄がからまり、木の実が落ち、
    やがて金色の枯れ葉が毛布になり、
    次の春には、新しい草花で覆われます。
    最後の一ページの絵は多くのことを語りかけていると思います。
    自然国立公園でこんな風に倒れた姿で、土に帰って行く木の写真を見たことがあります。

    掲載日:2016/09/01

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  • かがやく

    「きのみや どんぐりが みのり、
    けやきの まわりに ほうせきのように こぼれてきました」

    「きんいろの かがやく ほしのような もみじや
    いろとりどりの かれはが ふってきて」

    など、文章がとてもきれいです。
    イラストもその文章に負けないくらい素敵で、
    まるで桃源郷のよう。

    けやきの木が静かに役目を終える最後は
    少しさみしいけれどとても穏やかで
    こうして命が巡ってゆくのだと感じました。

    掲載日:2014/02/09

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  • 大きなけやきの木は老木である時倒れるのです
    大きくて みんなにあこがれだった木 空が一番高かった木
    自分は もう年を取り 死んでいく こんな事を感じながら地面の上にたおれたのでしょうか
    自分よりも空高く跳べるのは 自分ではなく きじばとに聞いてごらんもっと空高くをとんでいる
    けやきは地面に倒れて 土を知ることができたのです
    本当は 自分が土の下の根っこから栄養をもらって大きくなったことを忘れていたのでしょうね

    そして 木がたおれたので そこに草がはえ花が咲いたのです
    木が倒れてからまた 動物たちが集まってきて、嬉しそうに過ごすのです

    私が訪れた屋久島の森の中にはいると 大きな杉がたくさんあって こけが木のまわりに生きづいているのです 感動しました!!

    何年何年も生き続けた木、たくさんの木が集まって森を作り、大きな森は雨をよび、森がどんどん広がるのです

    この絵本のけやきは自分の命の終わりを感じるのですが 倒れてからも月日が流れていき けやきは土にかえるのです
    そして 又小さな木の芽をやどすのです
    これは まさに輪廻ですね
    めぐり巡るというこの営みをけやきは感じていなかったのかも知れませんが・・・ 子孫を残すのです

    林 木林さんの絵本は初めて読みました 
    彼女の伝えたかった事はよく分かりましたが
    子供より大人が読む方がよく分かると思いました

    掲載日:2012/02/27

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  • 一言で言えば、再生の物語だと思います。
    言葉も言い回しも難しくはなく、読み聞かせるには何の問題もありませんが、内容的に言えばこれは大人向けの絵本だと私は感じました。
    寒い冬の日、森で一番背の高いけやきの木が倒れる、というところから始まるので衝撃的です。
    倒れて絶望しているところにわらわらと集まってくる動植物たち。
    彼らは、森一番背の高かったけやきの見た景色の話を聞きたがります。
    そしてあなたに憧れていたのだと語りかけました。
    土の上で初めて過ごす季節が巡り、けやきは自分の価値観だけが正しいわけではなかったと気づくのです。
    そして多くの幸せを感じながら土へと還ってゆき、新しい命を芽吹かせます。
    長いお話ではないというのに、なんと壮大な話でしょう。
    読み終える頃にはぽろぽろと涙が零れていました。
    人の一生と重なる、とあるけやきのお話です。
    どうぞ静かに、表紙を捲ってみて下さい。

    掲載日:2012/02/21

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  • 人生にも重なることが・・・

    森で一番背の高いけやきが倒れました。
    「わしも もう おしまいだ」
    けやきは、そう思いましたが、終わったわけではなかったのです。

    移り行く季節、地面近くで森の仲間と過ごす、けやき。

    その姿からは、穏やかな空気を感じます。

    やがて土になり、新しい命へとつながるのですが、このけやきの姿は、人も同じではないかと思わせてくれます。

    私自身「まだまだ若い?」なんて思っていましたが、この本が心に響くということは、それなりに年を重ねたということでしょうか。

    数年後に、もう一度読みたい作品です。

    掲載日:2011/09/30

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  • 自然の一部を知ることは大切ですね

    • しいら☆さん
    • 40代
    • ママ
    • 宮城県
    • 男の子19歳

    本の題名が出てこないのですが
    以前読んだ外国の絵本に
    似ています

    古木が朽ちていくのは、悲しいのではなく
    他の植物、動物に対しても・・・とか
    新しい芽が次世代を・・・とか

    「けやき」に惹かれました
    どんぐりとかさくらとかメジャーですが
    「けやき」はそんなでもないような・・・
    仙台では、大変親しみのある木なんですよ

    動物達が輪になって手をつないで
    遊んでいるシーンや
    緑とお花畑のシーンに
    癒されました

    掲載日:2011/07/31

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  • 自然界の営み

    • かがやきさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子11歳、男の子8歳

    冬枯れの寒い日に、長寿のけやきの木が倒れました。
    他の木皆が、尊敬していた老木けやき。

    憔悴しきったけやきに、
    そばにいるたくさんの小さな草や花や虫たちのささやきが
    どんなに慰めになったことでしょう。

    もう立ち上がることができないけやきは、
    横たわった体で、違う世界を発見したのです。
    今まで見たこともない風景を感じたのです。

    秋になり美しい落ち葉に埋もれ、冬をじっと過ごすと、
    何度も春が巡り来て、けやきを包むように新しい息吹が…。

    そうして、けやきは土に帰っていったのでした。

    まるで人生を代弁しているかのようでした。
    粛々と受け入れて生きたいと思いました。

    そして、喜びの新しい命。
    命はつながっていくことを実感しました。

    掲載日:2011/05/27

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  • ケヤキが好きで・・

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子、男の子

    新聞の絵本紹介で見かけたときに、ぜひ読みたいと思い図書館で借りてきました

    私自身、高校時代の愛唱歌が「けやのき」(?)だったので「けやき」の木が大好きなんです!
    あの枝が30度ずつ伸びていく茂り方が気に入ってます
    付近にけやき通りがあるのですが、落ち葉対策なのでしょうか、すっかり枝が切り落とされて、けやきでないみたい・・・

    せっかく植樹するなら先の事を考えて、もう少し感覚を開けて植えこんだりすると良いのに・・・と思いながら読みました

    植物の描き方に比べると動物が擬人化しているかな〜という感触です

    お話は命は次の命の元になる・・・土にかえることで、母なる大地への感謝が、ゆっくりと伝わってくる、そんな感想です

    掲載日:2011/05/14

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