朝、ミュー先生が部屋に入ると、窓が開いていませんでした。
りすくんが言うには、当番のやぎちゃんが欠席していたから、窓も閉まったままなんだそうです。
「そう、 じゃあ わたしが まどを あけましょう」
そう言ってミュー先生は窓を開け、りすくんに、にっこりと微笑みました。
りすくんや他のみんなは、ドキンとしました。
そして考えたのです。
最初から言葉にしてしまうのではなく子どもたちに自ら考えさせ、そして自ら行動させる。
このように指導できるミュー先生は、素敵な先生ですね。
子育てもこのようにしたら、気遣いのできる子になってくれそうです。
子どもにとっても親にとっても、ためになる絵本だと思いました。