「レストラン」シリーズの中でも、この作品はスカッと読めました。
今まではレストランの中にある者たちが、自分勝手をして、迷惑をかける話でしたが、今回のは違います!
『適当に仕事をしてばれなければ、楽したもん勝ち』みたいな今どき風のコックが、「仕事として」やってはいけないことばかりやり続けるのを見ていられなくなったコックの“帽子”が、悪事を暴いて更生させるという。水戸黄門か!遠山の金さんかっ!
「お裁きを受けやがれぃってんだぁ」みたいな……って、感じでした。
低学年のお子さんでも読めるような作りにはなっていますが、このシリーズ舞台が「レストラン」で、必ずなんかしらかの働く姿が描かれているので、
小さなお子さんよりも、中学生・高校生など、これから社会に出ていく子供たちに紹介したいな〜と、思いました。