とよたかずひこさんって、こんな絵本も描いていたのですね。
マンガのように細かいコマ割りで、擬音語のほかは言葉がありません。
だから、絵をじっくり見ながら、お話のイメージをふくらませて楽しめます。
おねえちゃんと夏祭りに出かけたぼく。
賑やかに夜店が並び、とても楽しそう。
ところが、ぼくは金魚すくいで失敗して、おこって一人で家に。
途中、残ったお金でわたあめを買います。
ところが、風がふいて、わたあめはおばけになって飛んで行ってしまいます。
ぼくの後ろ姿。顔が見えないけれど、
口をあけてびっくりしている金魚たちを見ると、
想像できますよね。
なんともかわいらしいおばけです。
夜になると元気になって、
わたあめのように、甘くやさしく癒してくれます。
「ギュッ」がいいですね〜
見ている私まで、ほんわかあったかい気持ちになります。
ただ、おばけが、熱のある男の子を夜のプールにつれて行き、
泳ぐシーンがあるのですが、
これっていいの?って思ってしまいました。
ぼくは、楽しそうでしたけどね。